boulangerie545の暇つぶし

所持金ゼロから元パン屋が上京して再び出店するまでの日々雑感。倒産、離婚、全てリセット、初めての転職、二度目の転職、関東に移住←今ココ

きっかけ

寮のグリルで初めて焼いた秋刀魚がうまいのなんの。

 

その秋刀魚を食べながら、魚を食べさせたら必ず跡形もなくなる魚好きの兄と、以前は魚嫌いだった過去を思い出した。

魚嫌いとは言っても魚の味が苦手とかでは無い。煮魚好きの父だったので献立に魚は当たり前の環境で育ったが故にいつしかあまり食わなくなった。

 

一人暮らし始めた当初は調理方法も分からないし好物の肉!にどうしても目が行く。がっつきたいのにほぐしたりする手間と骨が邪魔。そんな感じで魚介類と疎遠の暮らしが同棲→結婚してから一変した。

 

相手は鹿児島出身で海の近くで育った人。当時鹿児島と言えばカツオの類いしか思い浮かばなかったが、鹿児島に通ううちに海の幸が特に豊富な土地なんだと気が付いた。

 

ある日あちらの親族の誘いで黒之瀬戸大橋付近で地元の人お勧めの魚料理のお店に行った。九州では割と都会の福岡で生まれ育った私がお店を見た第一印象は、

ボロい。普通の家やし。笑。

 

漁港にあるそのお店は私の認識している「お店」とは程遠かった。お付き合いだから、コミュニケーションがメインだからと思ってからはお店の事なんかどうでも良くなって、通訳がいないと絶対に分からないあちらの会話に入って行くのがやっとの環境で、意味も分からずワンテンポ遅れて相槌を打ち続けている頃テーブルに並ぶ素朴な魚料理の数々。

 

最初に登場したのはアラカブ。全国的にはカサゴかな?鹿児島ではガラカブと言うらしい。底物魚でトゲトゲの赤いヤツだ。骨が大嫌いな私に一品目から高いハードル、しかも全部食えるから頭からイケと言う。意を決して頭からガブリと食らいつく。

 

      !!!!

 

サクサクでうめぇーー!!!!!魚の味が濃い!!背ビレ尾ビレも残さず食いたくなる!

 

続けて出て来た鯛の塩焼き。またしてもザ・シンプルイズベスト。後にも先にもアレを超えるものは無いだろうと今でも思う感動の味、その後の至福の時。もう会話の意味なんか分かって無いのに会話に入れる程テンションが上がったな。

 

漁師飯とでも言った所かな。旬の時期に、ある時間帯、特定のポイントで獲って来た最高の食材を、最低限の味付けで、長年に渡って試行錯誤した結果得られた最高の火加減と熱源で調理された究極の料理。

 

あの魚が好きになったきっかけはとにかく衝撃的で味も鮮明に覚えている。

 

似た様な土地は全国にも沢山あるとは思うが、魚好きの人は是非鹿児島にも行ってもらいたいと思うのでした。^_^

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そろそろ寒くなるかな?

汐留にて。