前回の記事を書いた日の勤務は散々たるものだった。通常お昼までに稼ぐべく数字が日が暮れても達成出来ない。あの手この手で都内を周回するも単価が低く一向に上がる気配の無い売り上げ&目の前で他車に拾われて行くお客さん...
それでも、諦めずに回っていれば千円強の営業がちらほら現れて何とか予算達成目前にまで迫った。
ところが!
勤務時間終了が迫っており時計の針は2:00を回りこれ以上都心に止まるのは危険だ。
(4:30までに会社にて勤務終了(納金&洗車)しなければ罰則が待っている)
予算未達か?と半ば諦めムードで車を北に向けラストに六本木を通る。
六本木交差点が赤信号に変わった時に上手い具合に先頭に付ける事が出来た。
タクシーが走行中や停車時には左側車線死守&交差点では先頭を死守する事が基本中の基本。お客さんのほとんどは交差点で待つ習性wがあるので、空車の時は先を急がず交差点で先頭につけるべくタイミングを伺う。
先頭で止まってじっと待つ。が、お客さんは左側にいるとは限らない。右から渡って来てそのまま乗り込んでくれるパターンもかなり多く、慣れないうちは左側ばかりに目が行くけども、慣れてくると走行中でも左右を警戒する事が出来るようになる。走行中に右側のお客さんを発見する→右側に空車タクシーが流れていないとなれば、そこはUターン可能な道路か?Uターン箇所は近くにあるか?を確認。あとは安全確認が出来れば素早く戻ってお客さんを拾う。
今は停車中なので、そのまま目の前の横断歩道を横断する左右の歩行者に注視。すると右側から歩いて来ている二人組のサラリーマンが「では、私はこれで!あそこのタクシーに乗りますね!」と言わんばかりの仕草でこちらを一瞬指差した。その後上司らしき人に深々と頭を下げるとこちらに向かって軽く手をあげるビジネスマン。
私にはこのように見えるんですね。
まさに神(お客さん)の一手(挙手)笑
(しかも東村山まで)
最後の最後で起死回生だ!
40キロ程移動して無事に菩薩(お客様)を送り届けました。
ここまでハラハラドキドキしていたのは何だったのか!となるけど、帰路は回送にしてラジオガンガン&ルンルン気分。ラストの一発逆転は何度味わっても気持ちが良いっす。
欅坂にて。
都内は各地でイルミ点灯、賑やかしくなったのは良いが感染者数が急激に伸びている。引き続き予防には気を引き締めて仕事と娯楽に望もう。
外苑の銀杏並木もだいぶ見頃となっていますよ!