boulangerieの暇つぶし

元パン屋で都内タクドラの雑記。パン、料理(自炊)、音楽、映画、インテリア、酒、車、旅行...元嫁と質素な楽しい暮らし。

ハヤシライス

例の治療から帰宅後の買い物中突然食べたくなったハヤシライス。これは、私は普段から刺激の強いスパイスの効いたカレーを好んで作っているのだけども、一安心したからなのか当分はお尻に優しい食べ物にしよう!と無意識に考えた結果か。

 

そのハヤシライス。以前住んでいた九州の門司では発祥の地となっており門司港辺りではメインメニューにしているお店も多かった。なのでてっきり門司港が発祥の地と思っていたけども、記事を書くにあたってあらためて調べてみると諸説あり過ぎ(笑)な事が分かった。しかも門司港発祥説に関しては記載が無かったのは軽く衝撃。

 

ハヤシライスとは薄切り牛肉、玉葱をドミグラスソースで煮込んでご飯にかけた料理。←Wikiより

語源はハッシュド・ビーフの「ハッシュ」が訛ってハヤシとなった説が最初に書かれており、上野にある(現存の)精養軒のコック林さんが作って世に広まった説は最後に記載があった。そう言えば精養軒にハヤシライスを食べに行く御一行を乗せて行った事があったっけ。

いずれにせよこの手の日本独自の料理はほぼ西洋から伝わって来たものであって、横浜、門司港を初め大体が港町から入って来た説が多く、古くは種子島や長崎と言った初期の貿易港、はたまた遣唐使などから伝えらているのは確かなようだ。その後どのようにして日本各地に広まったのか?と言うのは個人的に非常に興味深いところではあるのだけども、それは決して一つの答えを求めた物ではなく、諸説あって良いと思うしその諸説を楽しみ当時の生活や流行りなどを想像する所にロマンを感じてただただ楽しいだけである。笑

 

ただし、原点や定義を知ると言う事はどんな事柄に対しても非常に有効で、例えば料理や物以外でも、コロナ禍とは?パン屋とは?経営とは?格闘技とは?痔とは?(笑)など現在進行中の事象や動詞、性格や現象などについても応用が効く。ネットが炎上していれば、ネットとは?炎上とは?誹謗中傷とは?に始まり突き詰めていくとやがてそれは人類史に繋がって行ったり各国の文化&歴史に繋がって行くのも面白いっす。

 

あれ?何の話だっけ?

 

と言う事で今回はこちらを参考に作って見たハヤシライス。

 

変更点 

・デミ缶が業務用だったので切り良く少し増量→+100g(残りは冷凍)

・牛肉は良いのが無くて豚肉に変更(イベリコ豚 しゃぶしゃぶ用)

・玉葱は好みで薄くスライス

・砂糖と味醂は無し、代わりに蜂蜜を大さじ1杯

 

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相変わらず優秀な鍋と

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相変わらず下手な卵の調理w

そして完成したオムライス風ハヤシライス。

 

見た目の100倍旨いのは言うまでも無い  

 

これはリピート決定だ!!