boulangerieの暇つぶし

元パン屋で都内タクドラの雑記。パン、料理(自炊)、音楽、映画、インテリア、酒、車、旅行...元嫁と質素な楽しい暮らし。

メジャー

世界中で各プロスポーツの開幕が延期または中止の状態に陥り、MLBのキーワードにて自動録画を設定しているレコーダーには急遽内容変更となったらしい聴き慣れない番組名が無数に登録されていた。本来であれば試合結果や試合が放映されるはずであった番組枠を埋めるのも大変だな。

 

キャンプ情報などはあまり興味が無いので、すでに録画されてしまった番組や予約を消しながら感じる「こんなところにも影響が...」の世界一薄い気付き。笑

そんな中、メジャー通で知られる「今でしょっ!」の方の再放送に目が止まり、自身でも録画してすでに何度も見ているのに本日また見てしまった。

 

番組は、メジャーに移籍してからの松井秀喜選手のベストゲームにクローズアップしたもので、冒頭は2003年の本拠地デビュー戦から始まった。 

 

 

他球場(アウェイ)にてすでにデビューをしていた松井選手。しかしホームであるヤンキースタジアムにて憧れのピンストライプを着て挑む試合は格別の想いがあっただろう。ヤンキースの一員としてホームにて熱狂的なヤンキースファンの前での初お披露目だ。

 

さて、そのミネソタツインズ戦。

第一打席はセカンドゴロ、第二打席はフォアボールを選び出塁。

5回裏の第3打席に伝説の場面が生まれる事になる。

 

前の打者バーニー・ウイリアムスが敬遠されて満塁。

1アウトフルベースで松井の打席になると場内は大歓声で盛り上がる。

無駄のない的確で正確な分析の実況&解説が更に場を盛り上げフルカウントで迎えた6球目...

 

 

 

 

 

 

なんであんな場面で打てるんだろ? 

 

そこじゃ無い!と言う何となく感じるツッコミは無視。笑

 

いや、だって...

例えばゴルフで言えば止まっているボールでさえなかなかコントロール出来ないのは経験者ならば分かるはず。それを高速で向かってくるボールに対して行うだけでも困難なのに、しかもどんな変化をしてくるか分からないボールの軌道に対して適格にバットをコントロールしなければならない。しかもコンマ何秒の世界での正確な判断と反応に加えメンタルのコントロールも関連してくる。最高峰の舞台であの場面で最高の結果を出すっていかに難しいか?

 

松井選手は後日談であそこで前の打者が敬遠されて嬉しかったと答えたらしい。しかし彼のレベルになるとあのような場面は小学生くらいからずっと経験しているだろうとは言え、やはりあそこできっちり結果を出すところが尋常じゃ無い。

 

ただ、華やかな舞台裏ではまさしく血の滲むような努力を続けていて、このレベルの選手は大抵同じような訓練をひたすら反復しており、そこに費やした時間や労力も我々の想像を遥かに超えている。そして何よりも自分自身と向き合った時間が超人的だ。

 

その結果所謂ゾーンに入る的な事なのだろうけど、そんな場面を見るといつも「自信と向き合う」事の考え方を少しだけ学べる&ほんの少し体感出来るところがなんか好き。

こう言った事は何もスポーツに限らず、音楽、モータースポーツ、芸術、仕事などからも汲み取れる事が出来ると思うのだけども、それぞれのジャンルのそこに行きつくまでの過程や到達点はそれぞれ何か微妙に違っていて面白い。

 

その微妙な部分って何だよ?と聞かれても良く分かっていないけども。笑

 

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カレー処理に焼きカレー

次はカレーうどんだな。