boulangerieの暇つぶし

元パン屋で都内タクドラの雑記。パン、料理(自炊)、音楽、映画、インテリア、酒、車、旅行...元嫁と質素で楽しい暮らし。

タイムマシン (タイムループシリーズ❷)※ネタバレあり

映画「タイムマシン」は2002アメリカ公開のSF映画。原作はH.Gウェルズの小説であるが物語には大きな脚色がされている。また、この映画は1959年にアメリカで製作された「タイムマシン・80万年後の世界へ」のリメイク作品である。Wikiより

 

物語

ありがちな恋人取り戻せ!作戦 ←ちゃんと書け

 

見所

タイトルやそのジャンルから未来的な映像を想像するのだけども、時代は1890年代のニューヨーク。男性の正装はシルクハットをかぶり懐中時計を持ち英国紳士さながらで、そんな時代に完成させたタイムマシンや当時の生活&街の風景が他のタイムループシリーズものの中で一際輝いております。また、原作のタイトルにあるように80万年後と言う途方もない未来の世界が描かれているのだけどもそこは映画「猿の惑星」を彷彿とさせる...

 

 

なんとなく予告でバレバレですが、彼が見たディストピア(暗黒郷)猿の惑星ではありません。

 

ありがちな展開が一転、割と重い展開になってちょっと色々と考えてみたくなるなんとも切ない物語は鑑賞当時かなり衝撃を受けた覚えがある。気になって調べてみるとそれもそのはず、原作者のH.Gウェルズはディストピア文学のはしりと言われており、wikiには「理性統制する社会を楽観的に描き、非理性や感情が支配する現実の社会を批判してきたユートピア文学の書き手が、現実に社会が理性や科学で統制され始めた20世紀に入ってもはや楽観的ではいられなくなり、従来の『ユートピア』を逆転してディストピアとして描くようになったと指摘されることがある」とあるように原作には理想郷や現実との葛藤、現代社会への警笛、(当時の)資本家と労働階級との闘争、社会主義全体主義への風刺などがしっかりと盛り込まれている模様。2002年公開のリメイク版にはそういった部分はかなり柔らかく脚色してあるものの、かつての資本家と労働階級者が逆転してしまう現象はきっちりと描かれています。←ネタバレやん

 

ちなみにディストピアの反対語はユートピア。イギリスの思想家トマス・モアが出版した「ユートピア」に登場する架空の国家の名称で現実には決して無い理想的な社会として描かれている。ユートピアと聞くとまるで天国のような自由で幸せな世界を想像するのだけども、トマス・モアが最初に描いたものはそのような世界では無く、財産は私有せず、金は軽蔑され、必要なものは共同の倉庫を使用、日頃は農業に従事し(労働は6時間)、空き時間に芸術や科学研究を行うといった共産主義的社会だ。

 

平時には自由、平等に歓喜しコロナ禍のような有事になると途端にボロが出てくる資本、自由主義社会(笑)。連日の報道でなんだかな〜と考える日も多いのだけど、そんな現代の状況をディストピアと表現したのは先日の武道館公演時のBABYMETALだった。

現状を単なる自然災害的なものとせず、何やら怪しい権力者達の矛盾や幼稚な言い訳に対する皮肉が込められていると思うとスッキリするな。笑

 

 

 

ついでに書くとベビメタの理想郷はメタルであらゆる障壁をとっぱらった世界が一つになると言うアルカディア。決してユートピアでは無くアルカディアなのだ。

 

 

               は?  笑

 

 

 

こんな曲、譜面見ずになんで演奏できるんだろう?てなる。←まだまだそこです