お家でフランスパンを焼くにあたってお店との1番の違いは窯。美味しいフランスパンは「窯の性能次第」とも言えるほど需要なアイテムで、ハード系パンにこだわるお店ほど外国製の高価な窯を使用する。(近年の国内製窯の性能は格段に向上しているけども)
ちなみに最初に使っていた窯はこちら↑で、スペインから職人を招いて作ってもらいました。
その後最後に使用した窯。写真左奥にちらりと見える一見普通の窯だがハード系から菓子パン&食パンまで美味しく焼けるよ!(価格も石窯のおおよそ10分の1で済むし)ただし、近年お家でもちょっとした工夫でお店顔負けのハード系パンを焼いている人も多く、常々そのうちトライしたいな〜と思っておりました。
しかしながら、出来る限り簡素化したい(極力短時間&気軽に)との思いでフードプロセッサーでなんとかしたい&発酵のコントロールも含めてなんとかならないかな?って事で試作を開始!!
〈小麦粉〉
フランスパンを作るにあたっては小麦粉のチョイスも重要ポイント。普通の準強力粉や強力粉ではあのフランスパン特有の味と香りの再現は難しい、つーか無理。その為今回はネットで1番入手しやすい日清の超有名フランスパン専用粉であるリスドオルを使用。(国産小麦粉でも良い品があるそうですが現時点でリサーチ不足)市販価格は1K¥600くらいが相場のようで1K、2.5K単位で入手可能。ちなみにお店では1K100円台と言うのはここだけのお話にしときましょう。
<製法>
1、老麺法
前日に生地を仕込んでおいて(パン種)それを当日20%ほど混ぜて使います。これで時短が可能、オーバーミキシングの弊害も軽減!
フランスパン種
・リスドオル 100%
・塩 1.8%
・インスタントドライイースト 0.7%
・モルトシロップ(粉末可) 0.2%
・水(ぬるま湯) 67%
全部ぶっこみでウイーン!
基本レシピでは26℃上げが基本。しかしここで再三言っているように少ない量はこのくらいの温度で上がって全然OK。できれば30℃くらいの所で1時間発酵を取りましょう。→うちのオーブンは安いくせに35℃の設定が可能なので利用。
冷蔵庫で保存。(小麦粉200gで作りました)このまま1週間くらいは保存可能。
<本捏ね>ここからようやく生地作りがスタート!
・リスドオル 88%
・塩 1.8%
・インスタントドライイースト 0.7%
・モルトシロップ(粉末可) 0.2%
・フランスパン種 20%
・水(ぬるま湯) 57%
フランスパン種とほぼ同じレシピ。小麦粉、水の分量が変わってここにフランスパン種が入ります。
<オートリーズ法>で仕込む!
ミキシングの手順
1、最初に上記材料のうち小麦粉、モルト、水のみで仕込む
2、ボールのままイースト、常温で1時間放置していたフランスパン種を乗せて15分放置(可能な限り暖かい所で)。
3、塩はイーストに触れない隅っこに置いておきましょう
この時、イーストは薄く満遍なく振りかけるておきます。→表面のコーティングを溶かすため。
1〜2分回して生地がまとまったら取り出して、まな板などに100回打ち付ける。叩き付けて折り曲げる作業を頑張って!!オートリーズ法とは、このように一旦ミキシングを止めて寝かせる事でグルテン形成を促す事。
<発酵時間>
30分→パンチ→30分
少量仕込みは温度が下がらない事(常に上昇しているか?)が重要。
ここまで順調、しかし...笑
続く
また失敗かー!と思った方はこちらを↓↓↓