都内の週末は予報によると昼過ぎから激しい雨。久しぶりにカッパを着ての通勤となった。会社に着くと駐輪場はスカスカで車庫に大量のタクシー。相変わらず低い出勤率に安堵する。
よっしゃ!今日は稼げるぞ!!
都内に入ると1年ぶりに空車不足祭り。お客さんを降ろしたそばからアプリ&無線配車のアラームが鳴りっぱなし。アラームが途切れても近くのポイントに向かえば必ずお客さんがいる。1時間あたりの客単価は5千円をキープしたままあっという間に昼過ぎとなってしまった。
ところでその配車アプリ。元は日本交通の3代目が中心となって開発したシステムらしいが、今ではタクシー会社とIT関連に強い企業が組んで色んな種類のものが登場している。中には迎車料金無料なるものもあって、業界では密かに配車アプリユーザー争奪戦が繰り広げられている。従来の配車と近年のアプリによる配車との違いは、超簡単に書くと無線センターを介するかどうか。今まではユーザーが電話やアプリによってタクシーを要請→無線センターがGPSによって管理しているタクシーの位置を把握→ユーザーに最も近いタクシーに直接迎車の要請を行っていた。尚、無線センターのGPSでは車の向きもわかるので近いだけでは無く現場に向かうのに都合の良いタクシーを選択する。(タイムラグがあるのかたまに転回必須だけど)
これがアプリになるとコンピューターが自動で判断、アプリ→AI(?)→各タクシーとなって、しかもユーザーに近いタクシー複数台に同時に要請をかける為
早押しボタン大会となる。
(基本早いもん勝ち)
おかげでいつもならば北斗神拳一択なのに(アター!)今日は南斗聖拳(シャウ!)八極拳(ハッ!)ジークンドー(アチャー!)まで出してしまった。何言っている...
ところが18時過ぎになると2時間ほどパタリと止んだ雨。
パッと視界が広がって夜の景色が美しかったのは良いのだけどお客さんの流れも鈍ってしまった。
とは言え、ずっと続いていた空車不足の影響はある程度夜まで続き、ラスト2本はロングも出たので予算を大きく上回って早々に会社に戻る。今日はランキング入りだな!と思っているとベテラン勢は更に上にいた。こういう時こそ、きちんと考えてルート決めしている人の方がやはり良い結果が出る。楽しいからついつい手当たり次第に乗せるのだけど←アンタバカァ?
行き先がたとえ遠くて金額が伸びたとしても帰りに拾えない場所だと時間ロスとなる。コロナ禍によって活動範囲が広まったのは良いが遠方に出向いた際の課題が改めて浮き彫りとなった週末であった。