格闘技好きの間で話題となった先日の試合、ほんの少し期待はしていたのだけども結果は前田日明氏が予想していた通りの展開で、後日動画を見てはなるほど納得と言う感じであった。その試合を見た率直な感想は、日本で格闘技がブームだった当時の試合を見ているようで懐かしくもあり、あまり進歩していない?風に感じてしまったのは毎週WOWOWにて観戦しているUFCのせい?現在格闘技界が最も進化しているのはアメリカのUFCで、興行的にも選手の技術的にも世界最先端を走っており、先駆者だったはずの日本の格闘技界が置いてけぼりを食らったのは何が原因なのだろう?試合を見て少しだけ悲しくなってしまった。
ただし、負けた選手の実力は本物だとは思う。もっと早くから世界を見据えてアメリカに渡っていればあるいは?とも思うのだけども、そんな苦労をしなくとも稼げてしまうのだから若者は当然楽な方を選ぶ。皮肉でも何でもなく大方の人が取る手段であって当然の結果だ。
一時期は日本の、いや世界の格闘技界を牽引した(大きな影響を与えた)前田日明氏が立ち上げたアウトサイダーの選手(朝倉兄弟)が日本の格闘技界のトップに立ちやがて世界を!と思っていた矢先の出来事。これをバネに本腰を入れるかどうかは分からないのだけど、「何かが」変わるきっかけとなった事には違い無い大きな出来事だった。
さて、そんな訳で格闘技界を揺るがす出来事がある度に考える現在の格闘技ファンの減少の原因。一時期はあれだけ盛り上がったのに今となっては格闘技=野蛮、暴力、無駄なイメージ?が先行しているようでどうも敬遠されがち。(勝手なイメージなのかな?)
しかし!
そんな暴力沙汰って表に出さないだけで実は皆んな大好きでしょ?笑
(DNA的に仕方ない)
特に近頃のアニメなんてのは復讐劇が脚光を浴びていて残忍な報復劇が必ずあるじゃ無いですか?古くは「ワンピース」、最新では「鬼滅の刃」「呪術廻戦」、ちょっと古くて「ヒロアカ」「進撃の巨人」「東京リベンジャーズ」「キングダム」、例外的に「エヴァ〜」「ガンダム」シリーズも基本そうでしょ?大体どれもガッツリグロの復讐劇っすね。←かなり人が死ぬ
実際はそんなアニメ好き、人殺し好き(笑)な人が多いのに何故格闘技の人気が出ないのかが個人的にはとても不思議なのです。
私の中のヒーローである大谷選手も井上選手もベビメタ(笑)も、それからキースも前田日明氏も皆等しく途方も無い鍛錬を耐え抜いてきた人達。どれも同じなのだけども、格闘技となるとどうしても血生臭くなって(実際血が出るし)勘違いされてしまうのかな?また、格闘技がエンタメとしてイマイチなのはイベントとしての売り方が下手ってのもある?
WBSSのような舞台を武道館にて演出、近頃流行りのヒール役の背景も物語として詳しく盛り込むともう少し人気が出る気がするな。
と言う素人の戯言でした。
安上がりで旨い!!