ゴジラ−1.0 ※ネタバレあり - boulangerieの暇つぶし

草津からの帰宅翌日、「ゴジラ−1.0」を観てきた。

監督がこだわって作ってもらい、試写にて自らも驚いたと言うDOLBY CINEMAにて鑑賞。そのゴジラと言えば、ここで言及している通り結局全作品見ているのだけども世間で言うマニアックなゴジラファンでは無い。

boulangeriemanna545.hatenablog.com

事実、小学生の時に「スターウォーズ」が公開され、その年の前後からそれまで特撮と言われていた映像業界に革命が起こって以降、邦画のSF的作品はあまり見なくなってしまった。それでもやっぱりゴジラが好きなのは、モスラ、ガメラ、大魔神同様、邦画の描く巨大生物はどれも人類に警笛を鳴らす神的存在として描かれていると言う点に惹かれるものがある気がする。

さて、今回のゴジラに関して事前に分かっていた事は終戦直後のお話しである事、シン・ゴジラの監督である庵野秀明氏が褒めていた事、邦画特有のVFXに期待できる事（予告をチラ見した）。あと、個人的に気になるのは

アンジーが寝ないか？

（SFの類が大の苦手w）

感想

公開から数日、興行的には順調に伸びていて各方面からの評判も上々、ブログを見ても高評価が多いのだけども、ここはあえて辛口で行きます。（素直な感想っす）

・わざわざ終戦直後のお話にしているのに人物描写が不足

その為、いっそのこと普通の夫婦にしとけば良いのにと思ってしまったし、機雷除去チームのありがちな個性的なメンバー編成がまるで漫画でシリアス感が低下。根は優しかったと言うお隣さんとの交流の変化も描くポイントがどこかズレていて感情移入出来なかった。

・細かい設定はガバガバ

国と軍と民間との関係や繋がりはせっかくなのでもう少し詳しく

・舞台演劇風台詞まわしがちょっとね

これが一番気になってしまった

とは言え！！！

邦画史上過去最高のVFX＆音響＆ゴジラの描写！！

人から見た視点で描かれているゴジラの迫力がとにかく凄い！！し、終戦直後の風景や生活も見事に描かれていた。東宝ならではなのミニチュアと最新VFXの融合も良かったな〜。また、人物描写メインでゴジラ出現ポイントが少ないと言う緩急のつけ方も素晴らしくとても見応えがありました。実際あのアンジーがw一睡もせずに最後まで楽しめたのには驚いた。

（「ゴースト　ニューヨークの幻」でも寝る女）

是非ともIMAX＆ドルビー系で見るべし