「インサイダーズ/内部者たち 」を見た。
自分たちが自由に求める者と、金という後ろ盾を求める者。財閥と政治家の癒着は巨大な腐敗権力を作り上げていた...
連休中に韓国映画祭りを開催していて(←あ、一人で)見た映画。
内容的には、なんかありそうだなーと言う裏社会のお話で、お金と権力を使って私利私欲の中で生きている人達のお話。
普通に生きていても時折耳にする裏社会的なお話。真意のほどは定かでは無いが、やはりそう言う世界があるんだろうなーと誰しもが感じた事があると思う。そんな世界観を「映画の中のリアリズム」で描かせたら韓国映画は特に秀逸。
何故そう感じるのか? 韓国ノワール共通点
・食べ方が汚い
犬の肉を骨までしゃぶり尽くすシーン、張り込み中の刑事の食べ方、歯をほじるシーン、ほじった物の先に着いた食べカスのアップ。容赦無い。→素行が悪い人をキチンと演じきる
・女子供が平気で殺される
これはそのまんま
・女遊びのシーンが下品
そんな遊び方があるんだ!じゃ無くて、男性本能剥き出しを演じるイケメン役者が凄い
・ガンアクションが凄い
兵役義務があって経験があるからなのか韓国の俳優さんは銃の取り扱いがやたらとうまい。ハリウッド映画では銃は本物で弾が空砲と言うパターンで撮影すると聞いた事があるが、銃が容易に手に入る国と同等のクリオリティだ。
・韓国の男優は鍛え上げられている
ハードボイルドを演じる上で最低限の事。屈強な男の役の肉体が貧弱だったら興醒めだ。皆んな背も高い〜。
・濃厚なキスシーン
チンピラ役の下品なやつから純愛のキスシーンまで普通にこなす。邦画の小学生かよ!と言うのはまず無い。
・脇を固める個性的な俳優
むちゃくちゃブサイクなのにやたらとカッコ良い男気溢れる脇役達。
・女優も色気がある
これもそのまんま
・格闘シーンが凄い
刃物での格闘、肉弾戦は実践的な格闘技を取り入れていて迫力満点。撮り方?なのかとにかく迫力がある。鍛えているから動きもリアル。
・音もデカい
派手な銃撃、爆発シーンは勿論のこと細かな音もきちんと再現
・テンポ、間が良い
編集による賜物か?序盤からグイグイと引き込まれる。
・カメラワークとCG?
例えばビルの2〜3階から飛び降りるシーンでは本人の背中にカメラをつけてワンカットで見せるシーンがある。どうやって撮ってんの?となる上に独自の視点映像が新鮮。
・拷問シーンがエグい
これもそのまんま マジ痛そう
他にも色々あるが総じて生々しいんですよね、どのシーンも。
ちなみにコメディ、少し変わった視点での純愛ドラマも秀逸揃い。少し古いが有名どころで「頭の中の消しゴム」や「猟奇的な彼女」あとこれは見る方も覚悟が必要な「息もできない」は見終える頃には本当に息もできない...
どぎついシーン満載なので「監視者たち」くらいから入って「殺人の告白」から「チェイサー」の推理物か
「アジョシ」→クライムサスペンス&アクション(「レオン」風っすね)のどちらかお好みへ。
カルボナーラを食べながら