巨匠の事をただの映画好きが書くなんてあり得ない。でも、日記なので書いておこう←超個人的ブログ←言い訳。😅
本日もamazon プライムで映画を漁っていて、星が4つ付いている邦画「22年目の告白」を見たのだが、韓国映画である元ネタの「殺人の告白」より格段に面白くなかったので、なんでかなーとなった。←毎回すんません。個人的に、です。
元ネタの「殺人の告白」は、途中え?と言う場面があるものの、あらゆる場面が迫力があって、俳優さんの演技も真に迫っていて面白い。
何が違うんだろう?
となって、定期的に見ている大好きな「椿三十郎」を見たのでした。
「用心棒」が世界的に評価されて、後に現在の巨匠と言われる監督やウエスタン映画にも大きな影響を与えたなんてのは有名な話で、三船敏郎氏の演技もさる事ながら、映画の中のキャラクターも様々な映画に影響を与えた。
その「用心棒」の続編的なものが「椿三十郎」。
私は「椿三十郎」派。
コミカルな感じが大好き。んで、改めて、久しぶりに見た「椿三十郎」。やっぱりむっちゃ面白かった。
黒澤明監督の有名なこだわりの演出って多々あるんだけど
・背景の描写が秀逸。→雨、風と言った動きのあるものは特に大袈裟に演出。何気ない場面でも背景描写に動きや工夫がある。背景の動きで心情を表すとか。
・群衆の動きの演出が秀逸→画面いっぱいに色んな人が収まっていて、皆一斉に同じリアクションを取る事で、喜怒哀楽を表現するとか。
・個人の動き→例えば三船氏の肩をすくめて、左右の肩を揺らしながら歩く特徴的な仕草や所作などを大切にする。→個性を出す。
・カメラの動き→ワンカットで流れるように、時には左右に、時には引いたりアップにしたりと、役者の動きや表現に激しく動く。立ったり座ったりする人物の動きには小さく細かく合わせるなど。
・編集→カットに気付かないほど細かなつなぎとか、静から動への大きな変化とか。
色んな表現方法を屈指して、全ての場面を常にドラマティックにしているんですよね。
それだけ細かく色々やっているからこそ、すんなり映画の中に入り込める。軽い感じにさえなる不思議。だから力を抜いて観れるのに、観終わるといつまでも続く余韻。
で、今更ながら、黒澤明監督の映画って、洋画じゃん!と。邦画と逆じゃん!と。
邦画の独自文化は何なの?となった。🤔
映画ってなんか心理学?
相変わらず面白くて、なんでかなーの謎が少し溶けた気がした。☺️
バターとケチャップを煮詰めると良い感じになる。
旨い。😋