土日と連休だったので土曜は夕方仮眠、深夜に起きて4:30の試合開始を首を長くして待った。待ち時間が良いよなぁ(笑)
前評判としては過去最高の敵と称される今回の対戦相手はエマヌエル・ロドリゲス選手。この試合の勝者はすでに決勝に駒を進めているレジェンド、ノニト・ドニア選手と対戦だ。
ノニト・ドニア選手は5階級制覇、アジア人初の主要4団体全てで世界王者となった猛者なのだけど、36歳と言う年齢でピークは過ぎたと思われているのか、ロドリゲス戦が事実上決勝戦などと注目されていた。
ロドリゲス選手の試合も勿論見たのだけど、確かにスピード、テクニックは互角か?と言う印象もあり、ひょっとするとすでに一部で言われていたように長引く試合になる?なんて予感もあった。
1Rが始まって先に手を出したのは井上選手。
前評判で技術的に優れている者同士の初回って互いに様子見が鉄板、慎重な滑り出しとなるのだけども、井上選手には関係無いのか!と開始早々ボルテージが上がる。
しかしロドリゲス選手も全くひるむ様子が無い。打ち始め、打ち終わりを狙って鋭いパンチが飛び交い井上選手にプレッシャーを与え続けている。1R後半はロープを背負い後退する場面もあって、互いにパンチの応酬があった際は、ひょっとして良いパンチをもらう瞬間もある?と言う嫌な考えが頭を過ぎったほど。
実際1R終了のゴングが鳴る際は、井上選手がロープを背負い防戦一方?になる寸前だった。
手に汗握ってあっと言う間に終わる1R。
やはりさすがの井上選手も手こずるパターンなのか...
2R開始早々先に仕掛けたのはロドリゲス選手の軽いジャブ。すかさずジャブを返し応戦したかと思うと井上選手の攻撃が速さを増した!
ボディ攻撃直後のワンツースリーで一瞬相手の顔がのけぞったかと思うと左ジャブで牽制、その打ち終わりを狙って打ち込んで来たパンチにも素早く反応してパンチで返す。
おーーーーーーーーー!!!!!とさらに興奮マックス!になった直後の出来事だったなー。
そのわずか5秒後にはいつもの井上選手に戻っていて、一歩も引く事なく戦闘モードに突入。2R開始後約30秒足らずで右ボディからの左ストレート?が見事に相手の顔面を捉えて最初のダウン。
カウント8でなんとか立ち上がったロドリゲス選手だが、戦闘モードに突入した井上選手の攻撃はここで止まるはずもなく、右顔面一発フェイントからのいつもの強烈左ボディが見事に炸裂!→2度目のダウンだ!
あのボディ!
ロドリゲス選手の痛そうな顔と言ったら...
膝をついたままセコンドに訴えかける
嫌〜もう無理無理無理無理...と言う表情がなんともウケる。笑 ←ごめんなさい
セコンドに行け!と言われたのかなんとか立ち上がるもすぐに駆け寄り再びボディに
ズドン!
完全に戦意喪失状態になったなー。
いやー、言うても相手も無敗で元五輪選手&IBF現役チャンピオンっすよ。万全の体制を整えていたし自信もあった。それが相手にならなかったなー。
またしても衝撃的なKO劇で世界のハートを掴んでしまった井上選手。
あの会場に行きたかった。
これは横アリ。