boulangerieの暇つぶし

元パン屋で都内タクドラの雑記。パン、料理(自炊)、音楽、映画、インテリア、酒、車、旅行...元嫁と質素な楽しい暮らし。

同時上映で面白かった映画 ❶

1990年頃までの劇場公開の映画は2本立てっつーのが普通にあった。(正確にはいつまでかは不明)

 

今のシステムしか知らない人のために少し解説すると、昔の映画館はチケットさえ買えばいつでも出入り自由で終演まで籠る事も出来た。そして2本立てとなると2つの映画が終日交互に上映されており、何よりも今と決定的に違う点は、当時は席を確保する(予約する)システムが無かった事。

 

なので、人気の映画を見る際は席の争奪戦が必須だった。

 (場合によっては通路に座るとか立ち見も多かったな〜)

 

まずは上映開始よりも早い時間から劇場に並んでチケットゲット→出入口付近に陣取り、前の映画の上映終了間際から劇場に入り映画の終了を待つ→席が空いたら速攻で確保!なんてことが当たり前で、空くと思っていたらそのまま座り続けられて思うように席の確保が出来なかった!なんて事もしばしば。こう言った状況なので複数人での鑑賞となると、連れの人数が多くなるほど席の確保が難しくなっていった。

 

こう言った状況の中、2本立て公開の映画の片方はマイナーな映画の場合が多く、少なくとも話題性のあるメインの映画よりも情報が少ないのが当たり前だった為、2本立てとなると片方の映画は席の確保の為の映画となる場合も多かった記憶がある。

加えて同時上映の映画は、見たいメインの映画とは全く異なるジャンルとなる場合も多かったので、2本立てで2本とも期待して見に行った記憶はほとんど無い。

 

そんな中、たまにメインを食ってしまう映画があったと言うところが、2本立てまたは同時上映の映画の面白さの一つでもあったりする訳です。

 

そんな同時上映で面白かった映画の代表はなんと言っても「ゴースト/ニューヨークの幻」では無いだろうか?

 

私の記憶が正しければ、この映画は当時「48時間PART2/帰ってきたふたり」と同時上映されていて、前作同様、大好きなハードボイルドの第一人者であるウォルター・ヒル監督と言う事で大きな期待と共に劇場へ向かった。

そんなハードボイルドとは真逆の恋愛もの「ゴースト/ニューヨークの幻」なんてのが同時上映。20代前半、見るのも恥ずかしいお年頃だ。笑

 

ところがこの映画、ラブストーリーに加え、サスペンス、コメディ、ファンタジー、ホラーと言った異なる要素を見事に融合。48時間が続編でちょっと残念な結果に終わった事も重なって、予想外の収穫と共に衝撃的な出来事となってしまった。それからしばらくして、日本中で話題沸騰!状態となったものだから尚更だ。

 

ちなみにこの映画は未だに誰と見に行ったか思い出せなくて、以前元嫁に「面白かったね〜」と行ったら失敗した経験があった。元嫁はこの映画で寝ていた(あり得る?笑)と言うのは強く印象に残っているのだけど、今でもちょっと混乱している。

 

なので、もう時効と思いそれとなく思い直接聞いて見た。

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やはり私とは行っていない...

 

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ついでに発覚した忘れていた事実。

タイタニックを3回も見に行った事は完全に忘れていた。

 ヤベー、ヤベー。笑

(遅いw)