明日から発令されるらしい緊急事態宣言。ザッと内容を見ると今までの自粛と大差ないのかな?というのが最初の印象で、公共の交通機関を始めとした移動手段などは、タクシーも含めて普段通りで良いよ!との事だった。
なんだよ、休めないのかよ!
(感染の可能性がある中、複雑な気分で働きたくない)
と正直思ってしまった。
さて、引きこもりが続いている中で先日久しぶりに見たアニメの鑑賞が心地良かった。
(鬼滅の刃)
元々この手の史実や日本史を上手く散りばめているような奇想天外な物語が好きな私←子供か!
なので夢枕漠氏の小説が大好きでほとんどの作品は網羅している。(実写で映画化もされた「空海」や「陰陽師」は知っている人も多いのでは?)鬼滅の刃はまさに陰陽師的で、鬼とか妖怪とか妖術とかの描写がそのまんま。実写版だと説得力に欠ける部分もアニメならばと割り切って見てしまうんですね。で、鬼滅の刃同様&同時期に気になっていた「ゴールデンカムイ」がamazonにあるのを知って見始めたらこれがまた止まらなくなってしまった。
アニメ「ゴールデンカムイ」は、明治末期の北海道を舞台にした、アイヌが残した金塊をめぐるサバイバルバトル漫画。→週刊ヤングジャンプにて2014年から連載されているらしい。
物語
203高地での激戦を終え無事に帰還した不死身の杉本は、戦友の妻の為に砂金を取っていて熊に襲われる窮地を救ってくれたアイヌの子供と出会い共に金塊を探す事になる。そこに陸軍第七師団、土方歳三、新倉新八、極東ロシアのパルチザンなどの思惑が交錯し、金塊をめぐるバトルアクションへと展開していくのだが...
夢枕獏氏の作品で言えば「大帝の剣」か?ってくらい登場人物が奇想天外。(ちなみに「大帝の剣」では、天草四郎、宮本武蔵、佐々木小次郎らに宇宙人が加わります。笑)
このアニメの魅力
設定が奇想天外な上に登場人物も多い。しかし、それぞれの登場人物の過去や背景も丁寧に描かれていて、それらが全て金塊をめぐる争いに加わる立派な大義名分となっている。こんな物語を良く思いつくなー。←語彙w
何よりもこの作品の評価を高めているのはアイヌ民族の文化を丁寧に紹介している所。実際にアイヌ協会?(あちら側)関係者からの評価も高いらしく、厳しい自然と共存、共栄し、その中で逞しく生活していた様子が細かく描かれております。
昨年から施行されている「アイヌ新法」については色んな意見も耳にするのだけど、2019年になって彼らはようやく先住民として法律に記載される事になった。先住民かどうかや先住民問題は各国にも色々あるのだけども、北海道を回ると分かるように地名に残された謎や過酷な自然環境と真正面から向き合って生活して来た人の文化はとても興味がある。
何よりも同じ日本国内の文化であるはずなのに、無知な私はアイヌについて知らなすぎる...
なのでアニメをきっかけに当時の生活感を少しでも体験できる事が楽しいんですねー。
アニメ第2期のラストの舞台はこの網走刑務所。(北海道ツーリングにて)
この教会の奥に...(網走刑務所にて)
いやーホント!細部まで細かく描かれていてびっくりします。
(アニメを見た後にこの写真を見ると驚くと思います)
※過激な描写や表現も多いです