暇なのでキャンプ道具のチェックがてらロープの結び方などを練習していた緊急事態宣言発令初日。笑
一昨年の北海道ツーリングを思い出すと、あの気怠いブルースが聴きたくなった。
個人的なロックとバイクの思いはこちらから↓
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で、何気に探すと最初に出て来た動画がコレで、コテコテのブルースじゃないけどもこのカントリー調のストーンズもツーリングに最適なんだよなー! などと思っていてロバート・ジョンソンの名前を思い出した。(この曲は彼のカバー)
ギター1本、ブルースの弾き語りで全米を回り巧みな演奏技術で聴衆を驚かせたロバート・ジョンソン。「十字路で悪魔に魂を売り渡し、その引き換えにテクニックを身に付けた」と言う俗に言うクロスロード伝説の人なんですね。
そしてロバート・ジョンソンに憧れて農具をギターに持ち替えたマディ・ウォーターズを思い出したのだけど、バンド名「ローリングストーンズ」は彼の楽曲→ローリングストーンからついたのはあまりにも有名なお話。(ブライアン・ジョーンズの思いつきと言うね)
そんなエピソードが描いてある大好きな映画「キャデラック・レコード」はまだamazonに無いのかなー?なんて探していたら、あった!!あった!!いつの間に!!!
そのまま¥199レンタルで本日久しぶりに鑑賞したのでした。
映画「キャデラック・レコード」は、シカゴに実在した伝説のブルース・レコードレーベルであるチェス・レコードの伝記もの。(2008年公開)
エイドリアン・ブロディ演じるチェス・レコードの創設者と最初の主要アーティストであるマディ・ウォーターズを中心に、それぞれの栄光と挫折を通じて描かれた文字通り副題でもある「音楽でアメリカを変えた人々の物語」だ。
物語は、実際にチェス・レコードに在籍したリトル・リチャード、ハウリン・ウルフ、チャック・ベリー、エタ・ジェームスらがスカウトされてから売れるまでの背景やそれぞれの個性、音楽性の違いなどのエピソードが満載で、同時に黒人差別が当たり前だったアメリカの時代背景や軽快なサクセスストーリーをも上手く絡めてテンポ良く進んでいく。
1950年代に入るとチャック・ベリーの独特のリズムが大衆に受け大ヒット、その独特のリズムから盗作疑惑のあるw白人のビーチボーイズがヒット曲を出すと、1960年代にはイギリスでブルースやロックがブームとなり、ローリング・ストーンズもチェス・レコードでレコーディングを行った。→ロックが白人へ移行
映画の前半はマディとリトル・リチャードコンビを中心に描かれているのだけど、そのリトル・リチャードは1957年、人気絶頂だった時に突如引退→牧師になる。
その後1962年になってロック歌手として復帰するのだけど、その復帰ライブの前座をしたのは無名時代のビートルズ。また、この時期のサポートにはジミヘンがいたらしいとWikiに書いてあったのだけど、このようにチェス・レコード出身アーティストが音楽に限らず文化にも多大な影響を与えた功績はもはや奇跡。
また劇中では、小手先ではなく命を掛けて自分の音楽性を貫きテクニックを競い合って磨いていた様も描かれているので、そりゃ迫力があるよなーとなりました。←語彙...
凄いメンツだ...
物語の終盤はチェス・レコードや所属していたミュージシャンの衰退が描かれ、黒人音楽のブルースから派生した白人のロックが 急成長、ブルースは過去の遺物となったかのように見えたのだが...
感動のラストは見てのお楽しみと言う事で。