先日カスタード作りの動画を見ていて思いだしたのだけど、混ぜると言う作業を大量にやるとなるとその労力は半端ない。お店での副材料の仕込みは4〜5キロ前後と言う量が当たり前で(パン生地は10キロ)、慣れない最初の頃は仕込み量が1キロを越えた辺りから「これは、肉体労働だ!」と痛感する事になる。
おうちでシュー生地を作った経験がある人は分かると思うけど、肘から先がパンパンになりますよね?あの量の10倍と考えるとお店の労力が想像出来ると思います。
けれども考えて見てください、特にパテシエなどは割と女性が多いと思いませんか?
近所の有名ケーキ屋さんも見た感じ8割が女性スタッフで、だから行くのが嫌なんだよ←おっさんがケーキ買ったら悪いのかよ(偏見ですw)
皆一生懸命に作業をしております。
そうなんです!コツを掴むと比較的力の弱い女性でも、大量の仕込み(混ぜる作業)にも対応出来るんですね。
そのコツとは 体全体を上手く使って作業をする事。
足を肩幅くらいに広げて真っ直ぐ立つ、重心を整えて力が一点に集中する様バランを取り、腰から肩、肩から肘、肘から手首に向けてパワーの道筋を作る。スポーツや武道と同様に腰を起点とする事が重要なんですね。
肘から先、特に手首中心に作業を行うと腱鞘炎の元。膝を曲げ軽く屈伸運動をするように腰を真っ直ぐに落とした時の体重を利用して、体重が下に落ちるパワーを肩に伝えそれをそのまま手首の方へ。
テンポはこれくらいの8ビートで十分。
膝→バスドラムで4拍子を刻みながら肩でスネア、ハイハットが手首から先という感じです。
はい、全く意味が分かりませんね
構わず続けます。←続けるのかよ!
延々と続く作業になって来た時はたまに肩でフィルインします。独自の勝手な拍や間、動きを作って楽しむ訳です。
余計に意味が分かりませんね。
要は、体全体を使ってリズミカルに腰から力を伝えていく。飽きて来たらたまに違うテンポを入れて遊ぶ。力の弱い人でもこなせるようになるし、長丁場の作業が精神的にかなり楽になって来ます。
ソウルやブルース、ゴスペルからリトル・リチャードやチャック・ベリーによってロックの元が出来たなんて言われていますが、リトル・リチャードは特にビートを大切にした人と言われます。蒸気機関車の「シュッ!シュッ!シュッ!シュッ!」のリズムをドラマーに聞かせた所、あれは8部音符だと言われ彼はすかさず「それで行け!」と指示したそうです。
リズムとテンポとビートの違いなんて音楽知識皆無の私が説明出来る気がしないのですが、ビートを一言で言うと「ノル音楽」=思わず体が動き出す音や拍という認識。当時のライブハウスは黒人エリアと白人エリアが分かれており、黒人と白人が手を取り合ってダンスするなんて到底考えられなかった時代。その境界線を取っ払ったのはビートを大切にした先人達の偉業&世界中を魅了する音楽とは?を追求してきた人達の奇跡の出来事。
その音楽は辛い作業にも貢献していると言うお話。
慣れて来るとこれくらいのテンポが楽で万能。
関係無いオヤジ!まさか最後まで行くとは...
※(音楽の説明は適当ですので軽く流してね 笑)
固いチーズも薄く切ればつまみになるなー。