amazonで見始めたテレビドラマシリーズ第何段?笑
飽きっぽい私は懲りずに映画ではなくまたドラマを見始めてしまった。
説明欄には「超常現象を扱うひねりの利いたダークなコメディドラマ...」とあって
ダークなコメディの部分に惹かれてしまった。
OUTER
SPASE
古い映像の演出画面で宇宙空間から何かが地球に向けて飛来するシーンから始まる物語。
飛来したものはアフリカの牧師に命中、牧師は爆発する。
TEXAS
主役であるらしい牧師が夢から覚めて教会に向かう。説教用の原稿を忘れてスピーチはシドロモドロ、住民からの人望は薄い。過去の罪を償う為に街に戻り牧師になった様子が伺える。
30,000FEET UP
飛行機内で酒とドラッグに溺れ騒ぐ男共と脳天気なバーテンダー。
バーテンはふとした事からこれは罠だと気づき、全員を殺害し最後の一人は首に噛みつき血を吸って飛び降りる。
BACK THAT
LONG AGO
とうもろこし畑を疾走する車内での黒人女性対男二人の大乱闘。
黒人女性は勝利し畑の主?の家に到着。留守番していたキッズ二人と仲良くなり、次なる襲撃に備えて3人でバズーカを作る。ヘリで奇襲して来た敵はあっさりと倒してしまう。
画面を覆う大きな表題と共に場面転換する物語。ご覧の通りここまでは意味不明だがノリが良い。画質や演出、淡々と見せるブラックユーモアも良い感じだ。
この時点で推測できるのは牧師VSバンパイアの構図。謎のパワーを得た牧師との対戦だ。
ところが2話に突入してくるとバンパイアと牧師は親友となり、バンパイアハンターと牧師を狙う男達はそれぞれ別の組織、街の権力者に牧師の過去が絡み予測不能の展開となった。
面白いのは牧師を取り巻く相関図的なものは徐々に明らかになるのだが、肝心の牧師が周囲の大騒動に気がつか無い事。牧師は親友となったバンパイアの存在さえも気づいていない様子で(バンパイアは牧師に自分の素性の詳細を語っている)自分に備わったパワーはあくまで地元の信仰心を強める為だけに使用する。過去の罪を償う為に牧師としての職を全うする事と周囲で起こる大騒動とのギャップが次々と笑いを誘う。6話になると牧師の謎のパワーの秘密が分かってくるのだが、ここから面白さも加速する。
一見破茶滅茶に見えるそんな物語。しかし信仰とは?罪とは?正義とは?なんて物も所々にきちんと描かれていて、散弾銃で自殺死損ねた少年とのやり取り、頭の三分の一が吹っ飛ばされて植物人間の美少女を見守る母、主人公の過去などを通しブラックユーモア満載で表現されている。
ちなみにカトリックによると頭の中の想像で他の女性を思っただけでそれは罪&浮気だ。
ムカっ!とする感情や他人を蔑む思考が一瞬過ぎってもそれは罪。
姦通の女
福音書の一節で、姦通(浮気や不貞)の場で捕らえられた女性に対して律法通り石打の刑(周囲から死ぬまで石を投げつけられる刑)を推奨している人々に対してイエスは言った。
「あなたがたの中で罪の無い者が、まずこの女に石を投げつけるがよい」
当然誰一人出来る訳が無い。
無宗教で良かった〜。←そこじゃ無い
そんな世界から見たら、近頃のネット上やメディアの嘘&世界の混乱、与党や野党のちちくりあいなんて
可愛らしいもの
大笑いしつつも色んな意味でなかなか見応えのある演出&凝った映像で、かつ反省したドラマでもあった。←ホントかよ
シーズン1のラストとシーズン2の始まりは特に強烈、ブラックジョークもここまで振り切れば大したものだな。
九州や一部関西限定のブラックモンブランのパクリ発見!!これは良いのかな?笑