映画の静止画や映像を無断転載し10分程度の動画にまとめて配信する「ファスト映画」の動画製作者で逮捕者が出たと言う報道を見た。その手の動画を発見した時は「そんな時代になったんだな」&「でも個人的には不要だな」と言うのが正直な感想だった。
普段からニュースサイトのまとめ記事(アプリ)や掲示板のまとめサイトなどを見ているのでさほど気にならなかったのだけど、記事を読むと映画を製作する側からしたら確かに被害は大きい。ちょっと反省した。
と言う事で本日、「Mr.ノーバディ」と「ザ・ファブル 殺さない殺し屋」を観てきた。
映画「Mr.ノーバディ」は
このまんまの映画。
(おおよその物語が)
↑もうそろそろ映画レビュー引退か?笑
知っている俳優もいないし事前情報で分かっていたのは脚本がジョン・ウィックシリーズの人だと言う事。明日も休みなのでコレは日米似たジャンル映画対決と行こうじゃないか!と反省の意味も込めて単純な理由でこの2本に決定。
しかしこれが実によく出来ていて、久しぶりに味わうあっ!という間の90分。実際上映時間が短い事もあるのだけど、やはりコレは脚本と演出、それに日本ではイマイチ無名の主人公の存在感のおかげか。近年は長尺の映画が多いの中、まさに「こんなんで良いんだよ!」と言うと語弊があるのだけども観賞後これほどスッキリ!&楽しく見終えた映画も珍しい。
この映画のストーリーに解説は不要。「イコライザー」ほどドラマチックでは無く「ジョン・ウィック」の無敵感も無い、「ジャック・リーチャー」のプロフェッショナル感も無いし「SAFE/セイフ」(ジェイソン・ステイサム)のようなキレッキレの動きでも無い。
しかし!全てを程よくミックスし笑いの要素も多いので見ていて楽しい&疲れない。
普通この手の作品は予告が全て。予告で舞い上がって観に行くと見せ場が予告に登場したシーンだけでガッカリなんて事もあるのだけども、この映画は良い意味で色々と裏切りられてしまった。また、音楽が非常に効果的に使われている所も好みで、背景のBGM効果で喜怒哀楽をサクッと魅せている演出も良かったな。
コレは新たなヒーローの誕生か?続編も行けそうな気もするけどコロナ禍での上映だったのが悔やまれる。なんかモヤモヤするこのご時世、深く考えずにサクッと爽快感を味わうにはもってこいの作品で「やはり映画は映画館で」この言葉に尽きるのでした。
※ザ・ファブルのレビューは次回へ。
帰宅後は麺だけ素麺にチェンジした冷やし中華。
どうしてもラーメン用の麺がない時だけ有効、かな。