boulangerieの暇つぶし

元パン屋で都内タクドラの雑記。パン、料理(自炊)、音楽、映画、インテリア、酒、車、旅行...元嫁と質素な楽しい暮らし。

ブレット・トレイン ※ネタバレ少し

連休二日目、関東周辺は相変わらず不安定な気候+ポイントが貯まっていたのもあって映画を見に行く事に。鑑賞した映画は9月1日から公開が始まったブラピ主演の「ブレット・トレイン」。公開直前に来日+日本が舞台と言う事でも話題になっている作品だ。

公式の予告はあったが今見たら見所を凝縮しすぎており←鑑賞前に見なくて良かったぁ〜。

もうちょっと考えたら?(笑)と思ったのでこちらを貼っておく。映画の内容が無いようなだけに←誰が上手い事...

まだ見ていない方は今後事前情報は一切シャットダウンしてご鑑賞下さいまし。

 

さて、その内容とは新幹線内で起こる殺し屋同士のドタバタ劇で、原作は伊坂幸太郎氏の小説であるらしい。このくらいの情報は映画好きなら嫌でも入ってくる訳でして、この少ない情報とブラピ主演と言うだけで大方の察しまでついてしまいます。そして鑑賞後は

 

大体予想通りだったなぁ

となる訳です。はい、そんな映画でございました。

 

と、こう書くと何かつまらなかったんだろうな?ってなってしまいますが実はその逆。

期待通りで最後まで楽しく鑑賞を終えた。←この辺は評価が分かれる所だとは思います。

 

私の場合、冒頭でのブラピの運が悪いシーン、新幹線の車掌が「HER0ES/ヒーローズ」で一躍時の人となった日本人役のヒロ・ナカムラだった時点でやっぱり!と頭を切り替えお笑いモードへ。すると映画「スナッチ」や「Mr.&Mrs.スミス」で見せたブラピのあのおとぼけキャラ期待通りに暴れてくれました。また、確かに一見タンランティーノ監督やガイ・リッチー作品風ではあるけども、スタントマンとしてスタートしたと言うデヴィット・リーチ監督のスパイスがしっかりと効いていて、各登場人物の心理描写や背景(過去)をサクッとかつ濃密に見せる演出が、自然と物語の深みに繋がっていつの間にか映画に引き込まれてしまって感情移入してしまうあたりはこの監督さんならでは。そして何と言ってもキレのあるアクションシーンの数々。「ジョン・ウイック」シリーズやデット・プール」で見せたスタイリッシュかつ説得力のある格闘シーンはマジで痛そう。←ここポイント

格闘技ファンでもある私にとって、腰の入った渾身の一撃の描写が上手く表現されているか?いないか?は重要で(笑)そこの詰めが甘いと途端に冷めてしまう。ところがこの監督さんは自身がスタント出身からなのか?その辺の描写が秀逸でして、剣にせよ素手にせよ、何か物を使って攻撃するにせよ、どれも一番パワーが乗ったところのクリーンヒットをスピーディーな展開の中でもきちんと見せてくれる安心感がある。

 

終盤にかけて変化する予想外のド派手なアクションと、超イケメンなはずなのに困った表情が最高に面白い!!ブラピだけが持つ特有の(笑い)の間を堪能して、昨今の嫌〜な雰囲気を一掃、リセットしてもらいました。

本日のカルディでの戦利品

さて、何を作ろうか?(右の瓶はナンプラー