先日行われたMLBの試合は、映画「フィールド・オブ・ドリームス」ロケ地横に新設された球場で開催。
コロナ禍になって1年延期となりようやく開催されたとの事で、今日こうして動画を発見して見てみると、さすがエンタメの国アメリカ!ロケ地が今もある事にも驚いたのだけど、トウモロコシ畑と共に試合可能な球場をわざわざ作ると言う力の入れようが日本では考えられない。今はNLFとNBAに押されがちだけども、アメリカ人の野球への思い入れがあらためて分かって良かったな。
さて、私も大好きな映画の一つ「フィールド・オブ・ドリームス」は1989年公開のアメリカ映画。野球を題材にしたファンタジー映画で、夢や希望、家族の絆を描いたちょっと変わった物語。
物語
舞台はアイオワ州の田舎町。ケビン・コスナー演じるレイ・キンセラはとうもろこしを栽培してなんとか生計を立てている農家。ある日の夕方、畑で聞こえた自分にしか聞こえない「If you build it he will come」の謎の声。「それを作れば彼はやって来る」→やがて彼はそれが野球場である事が分かり周囲の反対を押し切って収穫前のとうもろこし畑を潰し球場を作るのだが...
球場を作って1年後にようやく現れた今は亡きスーパースターのジョー・ジャクソン(実在したメジャー選手)。彼が見えるのはキンセラ一家のみで、ジョーもキンセラ一家も彼がゴーストである事は互いに理解している。こうして序盤からファンタジー全開wで話は進むのだけども、その後も聞こえる謎の声「Ease his pain」に翻弄されつつ目的不明の謎解き(伏線)が非常に良く出来ていて感動のクライマックスへ。
ジェームズ・ホーナーの幻想的な音楽に加え脇を固めるレイ・リオッタや今作が遺作となった名優バート・ランカスター、ダースベイダーの声でお馴染みのジェームズ・アール・ジョーンズと言った俳優の名演がひかる作品。勿論、前年に「アンタッチャブル」の主役に大抜擢されすぐさま遅咲きのトップスターとなったケビン・コスナーもハマり役でお見事!!
夢を追いかける情熱を諦めないこと&それを支える奥さんも立派。最悪の事態で決断を迫られる様は、事が事なだけに(ゴースト相手なのでw)余計に難しい判断となるのだけども締めもお見事、映画ってやっぱり面白い!となりました。
野球シーンを俳優が演じると(キャッチボールとか)大体が悲しいフォームになるのだけも、ケビン・コスナーは割と良い線行っていたのも良かったな。
そしてまた、行きたい所が増えてしまうのでした。