最終発酵30分後、表面を乾かす為にラップを外して5分追加。
良い感じに発酵は続いているけど焼くと隣にくっつきそう。が、気にしないのがおうちパンの良いところ。笑
うーむ、これは確実にくっつくなと思いつつも、オーブンの温度をあげる時間で室温で放置、部分的に湿っている所を乾燥させる。その後オリーブオイルを塗って自家製クレイジーソルトをトッピング。
230℃でまずは10分。鉄板を返して5分追加で焼成完了。
焼きムラとトッピングの塩が焦げ気味なところが気になるところではあるが、パンの茶褐色部分は良い焼き色。
早速そのままカットして夕飯で食べて見た。
ご飯でも違和感は無いがやはりこっちも捨て難い。今回の小麦粉は半量をフランスパン専用粉のリスドォルにしているのもあってクラスト部分の香りが良い。 この発酵と熟成のバランスの取れたパンのクラストの風味こそが洋食(おかず)の風味の引き立て役。ご飯では決して味わう事が出来ない味の組み合わせだ。ソースに付けて食べても良いしオリーブオイル+ハーブ塩に付けて食べても良し。勿論そのまま食べてワインで流し込むのも有り。
翌日の朝食ではサンドイッチにして見た。
ところでロースハムって身近なようで身近で無いちょっと不思議な食べ物と言う一面があると感じているのは私だけ?身近に感じる理由は普段店で買うサンドイッチやポテサラをはじめとする各種お惣菜にて普段から食べている事。一方身近で無い理由はいわゆる高級品のちゃんとしたロースハムの事で、お歳暮やお中元でしょっちゅう頂いている人は別にして普通の一般家庭では利用頻度が低いのでは?
こんなのとか。
普及品に比べるとその差は歴然で、安い物は蒲鉾のような練物風であるのに対し高い物はお肉の風味、食感を感じる事が出来る。ちなみに私の祖母は生前猫13匹+マルチーズ3匹を飼っていてワンちゃんのおやつには肉屋で買った質の良いロースハムを食べさせていた。餌やりついでにこっそり食べるそのハムが幼心になんと美味しかったことか!←いらん情報w
長くなったがハナマサのハムは旨かった!って事で。笑
なのでシンプルなロースハムサンドにしようと思っていたけど、連休中+痔の回復を願ってw余った食材を追加、バインミー風にして見た。バインミーとはベトナムのサンドイッチで肉類+レバーペースト+なます(野菜の酢漬け)+パクチーなどが入ったボリューミーなサンドイッチ。2種類のお肉となますが特徴的でパクチーやソースにてより東洋的な風味となる。
2種類のお肉→ロースハム+※ツナ(※あると思っていたが無かった...)
なます→スライスキュウリをオリーブオイルとレモン汁で和えハーブ塩をプラス
ソース→チリソースをワンポイントに
全然違うじゃん!
と言うツッコミ禁止でお願いします。
葉物がなかったのでキュウリで代用したのが大正解。1日経って若干パサついているパンも厚切りトマトの水分が補完してくれてハーブ塩やチリソースのワンポイントも効きソフトフランス風食感のパンに合う!合う!
このような長いパンにサンドした物(特にフランスパン)を欧州ではカスクート又はカスクルートなどと言う(casse-croute)。肉体労働者や農民が早朝の労働の後に摂る朝食を指す口語で、前日のパンにバインミー同様、ハムやパテなどの肉製品にチーズを合わせた物。
バインミーがソフトなパンで作るのに対しカスクートは硬いパンが基本だ。バインミーも元はフランスパンで作るサンドが原型と思われるがいつの間にか柔らかいパンが主流となったのは何とも興味深い。←日本と同じで柔らかいものが好まれる?
欧州では固さは気にしない&クラスト(皮)の風味を食べる習慣があって下手すりゃ中身を全部くり抜いてそこに具材を入れる事だって日常。これは超簡単に書くと、食文化が身体の違いを生み嗜好を左右する結果になるのだけどもどちらの良さも知っている私はなんとも複雑。ただし、本家が他所に移った時にまた新たな文化が誕生する現象に関しては、その裏の苦労や創意工夫が垣間見れると同時に進化を感じるのでなんかドキドキするなぁ。←最後で台無し
現代の日本から見ると色々とツッコミどころが多いイタリアのサンドイッチ製造風景。(こちらも一部中身を捨てていますね)注文した人は「手を止めるな!」と思っているに違い無い、が!本来は皆楽しそうでこれで良いんだよ!と思っている自分がいる。
動画見て粉チーズ振って見ました。
このパンはサンドイッチに最高だ!!!
(パンにはオリーブオイルとバターをたっぷり塗ってね♡)