映画でストーンズの楽曲が流れると
おっ! (語彙力...) となる私。
しかも大体が名作にて最も効果的に使用されるものだからその時の興奮は計り知れない。
そんな訳で、今日は特に印象に残っている映画で使用されたストーンズの名曲をご紹介。
地獄の黙示録→サティスファクション
映画については過去にレビューがあるので割愛。
boulangeriemanna545.hatenablog.com
これから壮絶な戦いが待っている中での一コマ。人間の二面性を強調する為に必要な描写だと思うのだけど、エミリオ・エステベスクリソツ!の若かりし頃のマーティン・シーンが初々しい。親子なので当然だけども。
ジャンピン・ジャック・フラッシュ→ジャンピン・ジャック・フラッシュ
曲のタイトルがそのまま映画のタイトルとなったウーピー・ゴールドバーグ主演のサスペンス。楽曲のヴォーカルはアレサ・フランクリン、バックバンドにはキースやロニーも参加している。
フルメタル・ジャケット→黒くぬれ
巨匠、スタンリー・キューブリックの名作。こちらも人間の二面性がテーマ。入隊する新兵が丸刈りにされるほのぼのシーンから一変、鬼軍曹のしごきから戦地でのリアルな激戦を経てエンディングに流れる「黒くぬれ」が映画を更に強烈な物とする。鬼軍曹の日本語訳はキューブリック自らが監修したらしいが、日本人が独自に翻訳した「まるでそびえ立つクソだ!」のセリフはあまりにも有名。笑
グットフェローズ→モンキーマン、ギミーシェルター、Memo from Turner
ストーン好きで有名なマーティン・スコセッシ監督のギャング映画。
実在したニューヨークマフィアを描いた本作の成功を受け後にギャングを題材にした映画が続く。欲望の赴くままに成り上がったマフィアの壮絶な生い立ち&結末を描くのにスコセッシらしい選曲がひかる。
カジノ→Long Long while / Heart of stone/ キャント・ユー・ヒア・ミー・ノッキング
ラスベガスの誕生と繁栄と衰退、裏の顔を史実に基づいて描いたマフィアもの。主演のデニーロもさる事ながら「グットフェローズ」に続くジョー・ペシの狂気に満ちた怪演が素晴らしい。小柄で人懐っこいイメージとは裏腹にキレると手が付けられないと言う、実は現実世界でもこの手が最も恐ろしいタイプなのだがそれを見事に演じきっている。
キャント・ユー・ヒア・ミー・ノッキングは7分以上ある楽曲なのだけども フルコーラスで流したシーンは特に印象に残った。
ラスベガスを牛耳っていたのは実は田舎町のギャングだった と言うショッキングな紹介で登場した。
Vフォー・ヴェンデッタ→→ストリート・ファインティングマン
製作、脚本は「マトリックス」のウォシャウスキー兄弟(姉妹?)。ナタリー・ポートマンが坊主頭で挑んだ大好きな映画。架空の近未来における革命家の物語で、主役の台詞は常に戯曲風で立ち振る舞いは紳士というクセのあるヒーロー。劇中にてずっと流れるクラシックやオペラの名曲と言う唯一無二の演出の最後に流れるロックが鳥肌物。
スコセッシ監督によるマフィア物3部作の最後で韓国映画のリメイク。名作「タクシードライバー」にも引けを取らない終盤のカタルシスはお見事。
ジャック・ニコルソンがリアルで怖いっす。笑
最後にオマケ。
2018年4月1日、大谷選手の投手デビュー戦、3回までを四三振にて強烈なデビューを果たした時にはスタート・ミー・アップが流れていた。