晴天に恵まれた関東地方、本日の行動を決める前に今朝の仕込みのポテトサラダを作る。
晩御飯のローストビーフ丼の付け合わせだ。
前日の晩に仕込みは完了しており肉の塊は現在冷蔵庫に眠っている。
結果は後日。
さて、走りに行くか、買い物に行くか、映画でも見にいくか、読書をするか...
バイクメンテに向かうか、部屋の模様替えでもするか、次の移住場所についての詳細を調べるか...
amazonプライムにて映画でも見る事にした。
映画を探していて最初に目についたのは「一命」。この映画は1962年公開、仲代達矢主演のモノクロ映画で海外での評価も高い「切腹」のリメイクらしい。 が!
「切腹」のインパクトが強すぎて私には合わなかった。(国内評は高いですよ)
「一命」の主演は例の有名な歌舞伎役者さん。確かに一見目力は凄いが長年の格闘技愛好家としてはw、内部からくる迫力不足が露呈してどうもしらけてしまう。そして何よりも相変わらずセリフが聞こえにくい事から序盤でギブ。あれはどうにかならないものかな〜。
で、「一命」も「切腹」も回想シーンが多い事から「羅生門」へ。
「羅生門」は1950年公開、黒澤明監督&三船敏郎出演による日本を代表する傑作。
同じ出来事を複数人の視点で描くストーリー展開やタブーを破った撮影方法はその後の映画界に大きな影響を与えた事で知られている。原作は芥川龍之介の短編小説である「藪の中」と「羅生門」。ある武士の殺害事件の目撃者や関係者がそれぞれ違う事を証言、それぞれの視点で描かれた異なる主観から人間のエゴイズムを鋭く追求すると言う戯曲的な作品となっている。
70年前の映画であるのにセリフがきちんと聞き取れるんですね。←そこかい!
いやー、黒澤作品をレビューするなんて私にはとても...笑
近年の政治問題、海外の政治家の動き、近頃来日していた中国の外交官...
それぞれが発言した内容の信憑性はどれを取っても薄く真実の概念が悉く破綻しており、主観と客観の違いにしてはあまりにも酷い。今まさに通じる人間のエゴへの解釈&追求を70年も前に作品として完成させていた事はやはり驚くべく事実であり、映画のテーマが現在の混沌とした状況と重なっているからこそ「羅生門」は海外でドラマ化が決定したのかな。←現在スピルバーグの会社が制作中だとか
それにしても、三船敏郎と言う役者さんを見るとどうしても他が霞んでしまうなー。
完成したローストビーフ丼の感想は次回に。