小学生の時、給食の定番メニューの一つであった「クリームシチュー」。当時何故か大嫌いなメニューの一つだった。
現在肉、野菜に目がない私は今考えても何故嫌いだったか分からない。思いだされるのはクリーム色のプラスティック容器に入った苦手なあの味で、これを書きながら思い出したその味は、肉、野菜、ホワイトソースの味がバラバラ。それぞれ別に調理して最後にサッと合わせていたのかな?特にシチューに入っていた鶏肉が不味かったのを思い出した。
ざっと調べたらクリームシチューは日本で独自に発展した模様で、きっかけは何とその学校給食、その後ハウス食品?が例の固形のルーを世に送り出してヒット、家庭に定着したようだ。
独り暮らしを初めてからは自ら口にする事は無かったクリームシチュー。結婚してから初めて献立に登場した時は
ゲッ!
と思ったけど、恐る恐る一口食べたその美味しさは格別で、今までの印象が大きく変わった瞬間だった。
洋食にはホワイトソース、ベシャメルソースと言っ基本のソースがある。バター、小麦粉、牛乳で作る白いソースだ。
元嫁はいつも手作りしていて、そこに合わせるスープはお出汁と具材とのバランスが取れた単体でも美味しいスープ。美味しくない訳が無い。
そんな事を思い出しながら作ったのだが、作ろうと思ったきっかけは野菜の在庫処分と市販のパイ生地でチキンクリームパイを食べたい!と思ったから。
残念ながら深夜の西友にはパイ生地が売って無くて、牛乳買ってしまったのでクリームシチューを作った。
当初固めのシチューにしてパイ生地で包みやすいようにと考えていた手抜きフィーリングとしての調理手順をそのまま実行。味や固さは作りながら調整しようと。
牛乳500ccに鳥モモ肉ぶつ切り1枚、ブラッペッパーホール10粒、玉ねぎ半分、生姜薄切り1枚、ニンニク一片潰して入れ、ジャガイモ1個乱切りを投入。弱火で1時間位放置しようと思ったけど、吹きこぼれそうで結局30分張り付く。←その間に掃除、洗濯しようと思ったのに😅
諦めて調理を進める。
フライパンでマーガリン大さじ2杯程入れ、キャベツ半分、ベーコン5枚を炒める。しんなりなったら小麦粉を軽く二つかみ入れグリグリ混ぜる。固すぎか!となったので牛乳500ccを少しづつ入れ伸ばしているとベースが出来上がった。←ホワイトソース完成
隣で煮ているチキンのスープを網で漉しながら加えて、野菜、チキンをすくって入れる。塩を少しづつ加えながら味を整え、ナツメグをほんの少し入れたら完成だ。物足りなかったら顆粒のチキンコンソメを加えれば良い。←お好みで
先日アヒージョ用に茹でておいたブロッコリーは最後に入れた。
結局1時間位掛かってしまったが、ホロホロに崩れる鶏肉、野菜とお肉の旨味が溶け込んだスープはバリうま!なのでした。
市販のルーは粉っぽさが残り、香辛料の尖った味が飽きて来る。ホワイトソースが分離、ダマにならないポイントはネットに沢山あるので未経験の方は是非手作りでクリームシチューを。旨いよ😋
ちなみに...
クラムチャウダーを容器に入れ、パイ生地でフタをして焼くキノコスープの生みの親は福岡のレストランが発祥と聞いた。当時の師匠本人談なので分からないけど...😅