boulangerieの暇つぶし

元パン屋で都内タクドラの雑記。パン、料理(自炊)、音楽、映画、インテリア、酒、車、旅行...元嫁と質素で楽しい暮らし。

大使館

台風が温帯低気圧に変わったのは良いが、昼過ぎから強風で荒れた都内。

風の強さは時折車体がグラつくほどで、私がいくら太ったからと言っても突風が吹けば簡単に体が流される危険な状態で、高層ビルが立ち並ぶ特定のエリアではビル風が吹いて台風並みだった。→ミッドタウンの車寄せ付近は危険です。

 

そんな祝日の本日のお仕事。

 

六本木界隈は各国大使館も多く目的地で「〇〇大使館まで」とは定番の行き先。

だからと言って、お客さんの目的地が大使館とは限らず目標付近の目印として名前が出る事が多い。

 

体感的に一番多いのは中国大使館、次いでロシア大使館、以下順にフランス大使館、オーストラリア大使館、カナダ大使館。これらの近辺のすぐ裏は住宅街ってのもあるのかな。

 

ちなみこの辺の戸建ては最上級→富裕層を超えた超富裕層とも言えるエリアだ。ヒエ〜笑

 

意外なのは韓国大使館、アメリカ大使館と言う言葉はあまり聞かない事。

韓国大使館は南麻布の住宅街の坂の途中にあるのだが、近辺に向かうには有名な仙台坂と言う方が分かり易いし、アメリカ大使館の場合は、特許庁前とか交差点名の方が言いやすいってのもある。その他、スウェーデン大使館、アルゼンチン大使館、スペイン大使館、カザフスタン共和国大使館、サウジアラビア王国大使館なども似た理由だと思われる。

 

また、警備の様相がそれぞれまちまちで、これは地理的な物や建物の条件が大きな要因になると勝手に考えているのだが、狭い道路前や路地裏の住宅街の中にある大使館の警備は、人やバリケードが拡散されていてもの静かな雰囲気。

慣れない頃は、深夜狭い住宅街を走っていて、暗闇から突如現れる警官&バリケードに何度ビックリしたことか...

 

一方ロシア大使館は、片側二車線の割と交通量の多い広めの道路前に立っていて、大使館前には、中型バスタイプの警察車両2台、装甲車的な物1台、大使館前の対面と合わせて詰所3箇所、周辺の交差点入り口のバリケードなども密集していていかにもな厳重体勢、と言うか威嚇にさえ思える物々しさだ。だいたいロシアの印象って無表情で冷酷、謎がいっぱいで良いイメージがあまりない。映画の見過ぎな私なんかは、ロシアと聞いて真っ先に浮かぶのはスペツナズKGBといった具合だ。(はい、すみません)

 

カナダ大使館バリケード無し&警官も不在で不思議)

 

そのロシア大使館六本木ヒルズから二人のロシア人を乗せて向かう事になった。一人は駐留している人?片言で日本を話す事ができ細身のスーツ姿、もう片方の屈強で強面の方の接待風だ。客人側らしい彼は酒が入っているのかご機嫌で、しきりに大声で喋っているのを真面目風なスーツ姿の彼がなだめるように話を伺っている。

 

あるあるな光景だなー、どこも一緒かな?なんて思いながら10分も走らないうちに到着したロシア大使館→すげー近い

ヒルズ側から来たら反対車線側に建物があるのだが、中に入れなんて言われる事は120%無いのは理解しているし、目の前に信号付きの横断歩道があるので黙ってそこに付けた。

 

 

するとハゲがデカイ方が中に入れとゴネだした

 

んな事出来るわけ無いだろ!と心の中で叫ぶ私を他所に当然なだめ始めるスーツの人。第一向かったところで警官が慌ててやって来て速攻で止められる。と言うか、永田町界隈の警備&バリケードも含めてだけど、バリケード周辺は停車することすら絶対に禁止で車が近づくだけでも

 

怒鳴られる 笑

 

関係の無い私が... ←実際にロシア大使館前や自民党本部前で経験有り

 

ちょっとエキサイトし始めたので一瞬、拉致られるー!とか、射殺されるー!とか、パスポート持って来てないぞー!などと関係の無いことまで考えてしまったではないか。

 

勿論引き摺り下ろされるように出て行ってくれて無事に収まったけど

 

頼むからやめてくれ。  ※フェイク入りっす

 

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初のシュウマイにトライ!はまた今度。