2度目の埼玉スーパーアリーナ(SSA)へ到着!駅周辺はすでに人でごった返していて、その辺でいっぱいやってから入場するつもりだったけどどこも満席で断念。
平日と言うのもあってサラリーマンの帰宅と重なったのは誤算だったなー。
18時になると予定通りに開場。牛歩ながらもスムーズに開場入りする事が出来た。
入場後すぐは皆大体席に向かう。ビールを買うなら今がチャンスだ。列は10人程度しか出来ていない。この時点では中に持ち込めるか分からなかったので売店横で飲み干し席に向かった。(撮影OK、飲食自由だった)
そしてようやく始まったWBSS決勝戦。今大会、このライティングの演出は毎回目を見張る物がある。泥臭い格闘技の試合が一気にエンタメとなる瞬間だ。
入場曲は、布袋氏のあの名曲を今回の為にスペシャルバージョンにした「バトル・オブ・モンスター」、井上選手の入場で会場のボルテージは一気に上がった。
互いの国の国歌斉唱を終え、緊張の1Rのゴングが鳴る。
ドネアの軽いジャブから始まって、すぐさま左ストレートをボディに打ち返した井上選手。ドネアの必殺左フックは全世界の井上ファンが警戒している中(笑)、簡単に相手の懐に入っていくの見ると安心する。
互いに間合いを読みつつ迎えた1:40秒、最初の激しい攻防が始まった。
ドネアが左を打ち込もうとする動作が始まる直前に右ストレートを打ちこんだ井上選手、距離が近過ぎてクリーンヒットにはならなかったが相手の顔面を捉えていた。
そこから互いに一瞬離れた後の左カウンターの打ち合い....
なんだ、この試合←語彙w
テレビのアップでしか見る事の出来ない細かい動きは確かに多い、だが生で全体を見ていると、互いの俊敏な反応や目に見えない駆け引きを感じる事が多くなり、セコンドの声や観客の声、右隣の大学生の驚愕の悲鳴wや左隣の爺さんの安堵のため息wによって臨場感が激増する。糞爺(私)を含むこの3名は、ゴング開始と同時に両手の握り拳を両足の太腿へ乗せ前のめり、終了のゴングが鳴ると同時に座席の背もたれに倒れ込んで溜め息と言う動きを終盤まで揃って続けていた。笑
互いの凄まじい攻防の為、あっという間にラウンドを重ねていく試合。
濃密で濃厚、最大の緊張感を保ったまま進む試合。
ボクシングの技術&見所の全てが詰め込まれた試合。
後半は皆総立ちで大盛り上がりだった会場。
軽量級と思えない迫力満点の歴史に残る名勝負だったなー。
優勝を決めて総立ちの会場。
アメリカのプロモーターとの契約も決定し、これからまた次の段階へ進む事になる井上選手。苦戦を強いられたけど、深刻な状況となっても対処出来る事を証明した今回の試合。僅差では無くしっかりと差をつけて、全てを出し切って完全に勝利をしたこの試合は、次の新たなる一歩への素晴らしい経験となる事は間違い無い。
日本の軽量級からスーパースターが産声を上げた瞬間だ。
井上選手、優勝おめでとうーーーーー!!!!!!