boulangerieの暇つぶし

元パン屋で都内タクドラの雑記。パン、料理(自炊)、音楽、映画、インテリア、酒、車、旅行...元嫁と質素な楽しい暮らし。

井上選手

今年前半の唯一の楽しみであった二つの興行が延期となった。クソっ!テド...←まだ言うかw

 

一つはアラニス・モリセットのライブ→現時点で延期予定で日程が決まるまでは払い戻しの手続きには移行していない

 

そしてもう一つは井上尚弥選手VSカシメロ戦だ。→WOWOWで生中継予定だった

 

井上選手はラスベガスにて3団体統一戦を行う予定だった。

対戦相手はWBO王者のジョンリエル・カシメロ選手だ。

アメリカのプロモーターとの契約後の初試合でしかも舞台はボクシングの聖地ラスベガス、3団体の統一戦、ドネア戦後の変化など見所満載の試合だっただけに延期が悔やまれる。

 

試合が近づくにつれ井上選手の記事も日毎に増えて行った。カシメロ選手は正直相手にならないと思っているのでw(個人的に)相手陣営側の謎の自信も逆に見ていて楽しいものがあった。そんな中、マニー・パッキャオ陣営の参謀とやらが前回のWSSS決勝時のダメージを危惧、もう前の井上じゃ無いかも知れないなんて言ってる記事を発見。

 

 

   うーーん

   

と思った。

 

ボクシングの怪我のダメージと言っても色々ある。実際試合に支障が出るような怪我もあれば、身体には影響が出ないまでも負傷を恐れて動きが変わる場合や単純に痛みに弱いので逃げ腰になってしまう場合もある。そしてこうした要因を積み重ねた結果精神的なダメージが深くなれば確かに致命傷となる。

井上選手は過去にクリーンヒットをもらった事がないし当然ダウンの経験も無い。なので圧倒的な攻撃力ばかりに注目されがちだったのだけど実は防御力も完璧だ。で、実際打たれたらどうなのよ?と言う疑問に答えたのが前回の試合だった。

序盤に深傷を負いながら世界屈指のハードパンチャーに果敢に挑んで行った井上選手。片目が見えない状態で試合運びは大きく変わってしまったのだけど、その冷静な切り替えの早さや忍耐力、タフな精神力はすでに証明された。

 

ボクシングの世界は王座を逃したらあっという間に華やかな舞台から消えてしまうところが他のプロスポーツ界とは全く異なる事情。その為、本人が対戦相手を厳選して負けない試合やつまらない試合が増えてしまう事がある。そもそも井上選手は、そんな世界が嫌で常に対戦相手に最強を熱望していた。加えて過去の試合を見れば分かるだろ?てな訳で

 

     うーーん

 

と思った。笑

 

また、井上選手は自身の優れた能力に頼る事なく、日々の首の鍛錬やダウンの練習さえも欠かさないと言う。ダメージを食らってダウンした時を想定して、10カウントまでに立ち上がるイメージトレーニングもやっていると言うから驚きだ。強い選手は警戒心も強い。他を圧倒する身体能力に驕る事なくあらゆる事を想定してトレーニングをやっている。

 

井上選手の試合の組み立ては変わるかもしれないが基本姿勢は変わらない、と言う素人意見です。

 

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青山墓地にて。