泊まった宿は「おもひで野 じんで」という所。
土肥温泉にあるらしく、河津町とは逆の方向になったけど行ったこと無いエリアだったので何となく。
伊豆スカイラインを通る事も考えたのだけど、田舎もんから見たら富士山が堪能できる以外は案外普通の道。それに休日はバイクの集団もなんかめんどくさい。←めんどくさいってなんだよ
いや、こっちの「多い」は田舎の「多い」とレベルが違う。昨年行った伊豆スカイラインのパーキングのバイクの数が想像を超えていて驚いたのだけど、団体で延々とたむろってる人達は意味不明だったw
ならばやはり生活感とか独自の文化、歴史を感じる漁港とか集落とか小さな町が見ていて楽しい。妙にわざとらしく飾った関東周辺の観光地ってちょっと違和感があるんですね。
で、宿なんだけど
飾らな過ぎるw
一応温泉とあったから規模が小さくて良いからそれらしい雰囲気の街並みも想像したのだけど、普通に良くある海岸線からちょっと登った、これまた普通の住宅街の中にあった。(ここに住んだら?の擬似体験は出来たので良いけど)
元は旅館では無さそうだけど...
外観
風呂上がりの休憩が至福の時。一人であれば全然OKなんですけどね。
さて、そんなこんなで期待していたけど、少しだけテンションが下がっていた飯。
一階の奥に進むと四人がけテーブルの個室になっていて結構な数。安居酒屋風ではあるけれど、すでにセットされていた食卓は良い感じだ。
前菜と底物の魚と金目鯛の刺身、金目鯛のしゃぶしゃぶ、地元のトコロテン、茶碗蒸し、後から揚げたての天ぷらなどがあった。
早速ビールを頼むと泡だらけになってごめんなさいとおまけ付きで登場。
年配の女将さんは終始和かに喋り続ける。
魚中心なので冷酒に切り替え少しすると
焼酎は好き?と鹿児島の由羅王なるものをロックで持って来てくれた。
これが実に旨い!一口含むとパッと広がる爽やかな香り!日本酒は後味で楽しむ感じだけども、焼酎は最初に広がる香りが堪らんね。
久しぶりの上げ膳据え膳で堪能できる酒。調子に乗って飲んでいると、私の顔を見て←赤い
心配そうにウコンの話を始めた女将。いつもの事ですよと言ってもどうしてもウコンの何かを飲ませたいらしい。ちゃんぽんにするから...
いや、あんたが焼酎持って来たんや!
と言う言葉を飲み込んで優しく断りました。
そして最後に部屋で飲んでと瓶ビールのおまけ。笑
締めで食べるご飯の状態が完璧でアサリのお吸い物と漬物が旨い。最後に出てくる丁寧に炊かれたお米を食べると「あー、日本人で良かった!!」とつくづく思う。
てっきり女将や地元民の手作り料理かな?と思っていたけど←それはそれで良いのだけど、どれもプロの作る料理であった。(あ、前半で茶碗蒸しももう一つ貰った)
サービス満点で素敵な夕食であった。
満足、満足!
続く...