boulangerieの暇つぶし

元パン屋で都内タクドラの雑記。パン、料理(自炊)、音楽、映画、インテリア、酒、車、旅行...元嫁と質素な楽しい暮らし。

山とバイク

上高地に行く事を決めてから登山関係の動画を見る事が多くなった。←関係無いのにw

 

中でも最近お気に入りなのがこの方の動画で

映像が無茶苦茶カッコ良い&過酷な登山の様子と関西弁特有の飾らない会話とのギャップが色々と面白い。

 

この動画で登頂しているところは北アルプスの中でも難易度が高いと言われているそうで、十分な経験と知識が無いと無理、ましてや素人が行ける場所では無いらしいが動画の方は簡単に登っていらっしゃる。中盤の稜線などはあの程度ならばロープなしで進むのか!と驚愕。それもそのはず、編集によって簡単に登頂しているように見えるのだけども、過去動画を見ると日頃から訓練をしていらっしゃるようで経験も長い事が伺える。

 

それにしても、プチ高所恐怖症の私からするとほぼ垂直の壁を登る事自体が信じられないし、一歩間違えば死との格闘。仕事の傍にやる趣味としてはちょっと信じられない状態で、こう言うのを見るとやはり自分のやっている事は「趣味」とは言えないよなーとなってしまう。

 

ま、好きな事(楽しみ)が複数あるだけでも十分なのかな。

 

さて、このちょっとしたテレビや映画よりも迫力満点の動画を見ていて、久しぶりに夢枕獏の「神々の山嶺」が読みたくなった。

 

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夢枕獏氏の作品は陰陽師とか鬼とかお祓いと言った非現実的なものが多い中、珍しく現実的な作品でエベレスト無酸素登頂を目指す登山家、「エベレスト(山)がそこにあるから」と名言を残したマロニーは果たして登頂に成功したのか?などの謎と共に、いわゆるデスゾーンと言われる高度8000メートル以上の過酷な世界をこれでもか!と見事な文章によって言わしめる強烈な作品。

 

もうかれこれ20年以上も前の作品だけど相変わらず面白かったな。←語彙...

 

それからamazonプライムにて「エベレスト」を見た。こちらは2015年公開の映画で、1996年にエベレストで実際に起きた大量遭難事故を映画化したもの。夢枕獏の小説の世界に出てくるエベレストのルートやチベットの街並み、ベースキャンプやデスゾーンでの過酷な世界と映画の現地で撮られた映像とがリンクして更に臨場感溢れるものとなってしまった。

 

現実の仕事や私生活においてのイージーミス、ケアレスミス、ちょっとしたイレギュラーはよくある事。しかしそれがエベレスト、ましてやデスゾーンで起きるとなるとたちまち死に直結するような壮絶な世界だ。しかしそんな過酷な状況を見ていて、何故人はそこまでして挑戦するのだろう?と言う疑問と同時にロマンを感じてしまって目が釘付けになってしまう人間の愚かさ。

 

最初に紹介した方の動画の中には、公開当時賛否を呼んでちょっとしたプチ炎上をしたらしい非常に閲覧注意の過酷な動画が混じっていたのだけど、今まで見たどの映画よりもインパクトが強かった。(剣岳3、自己責任でお願いします)

 

これをブログにするべきか随分と迷って記事にしたのは、相変わらず目にする悲しいバイク事故と山での遭難事故が重なったから。バイクも山も公開されている動画はほとんどの場合、基本良い部分しか見る事が出来ないと思うのであえて厳しい現実を。

 

どちらもそれなりに知識と経験が必要で無理は禁物。と言うか、バイクの場合、あまりにも簡単にプロ領域の速度に達する所が怖いところで、良いとこ取りのこのブログやモトブロクにも原因の一旦がある気がした。動画の方が公開に踏み切ったのもそんな思いがあるのかな。

 

 

ところで、東京ミッドタウン建設時は陰陽師などの協力を元にお祓い等が行われており、お米数百トン、お酒一升瓶数百本が撒かれているらしいとはお客さん情報によるもの。こう言った行事を疎かにしている建物においては悲しい事故が付き物らしい。

信じるか信じないかは...

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専用乗り場で待機中に。