boulangerieの暇つぶし

元パン屋で都内タクドラの雑記。パン、料理(自炊)、音楽、映画、インテリア、酒、車、旅行...元嫁と質素な楽しい暮らし。

懲りずにガトー・ショコラ

 何度か作って毎回勝利を確信しているはずのwガトー・ショコラのまさかの失敗。

boulangeriemanna545.hatenablog.com

 

今回は別のレシピで初めて作ったと言うものあってポイントを上手く押さえられずにいた。

↓こちらを参照 

改めて見るとどうもこの動画は12センチ型で作っている様子で私の持っている型は18センチ。なのに12センチ用の配合にて作ったもんだから上手くまとまらなかったと相変わらずwポジティブに捉えて再チャレンジ。

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だが、毎回高価なチョコを使うほどの余裕は無いので

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今回は市販のこちらを使用。

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 そして相変わらず萎むと言う...笑

 

だがしかし!!

 

前回のものよりも格段に上がった風味と舌触り。

 

ガトーショコラの最大の特徴と言えば、目の詰まった食感&濃厚な風味→まったり濃厚な舌触り。前回は空洞が出来た部分の外側がカリカリに焼けて香ばしく仕上がってしまったので濃厚な舌触りが欠けていた事によるガトーショコラ感不足だった。

 

と言う事で今回は配合と型の大きさを変えずに修正するには?と考えたのは焼成時間の短縮と言う単純な方法。これが見事に成功してあの三位一体のガトーショコラ感が見事に復活したのでした。

 

お店であればチョコの品質にこだわって※クーベルチュールを使うところであるのだが

※総カカオ固形分35%以上、カカオバター31%以上、無脂カカオ分2.5%以上

(要は純度が高くて高品質のチョコ)

 

市販のチョコでも(市販)のココアパウダーさえしっかりと配合すればそれなりに美味しくなる(少なくとも手作りで無いコンビニなどの既製品ガトーショコラと比べると雲泥の差)なので是非お試しを。

 

結局焼成時間がポイントになるのだけども、オーブンの性能によって左右されるものだから○℃で○分とははっきりとは断言出来ない。なのでここは各家庭で試行錯誤して吟味してもらうしか無いのだけどもその過程がやはり面白いと言う料理&調理の世界。自身で試行錯誤した結果、納得の行く味になればこんな嬉しい事は無い。

 

国外では上記規格に沿っていないものはクーベルチュールとは認められないものの、国内においては規格が存在せずクーベルチュール=単なる製菓用チョコと言う認識で、風味の良いチョコの存在においても余程の事が無い限り(たまに奮発してGODIVAなど高級店にて購入)広く認識されていないってなんか悲しくなるよな〜。

 

一度は最高品質を味わった上でB級を楽しむってのは有り、高品質(本物)を知らずに永遠にB級止まりは無しってのは勝手な個人の意見なのだけども、最高と最低を知っていると楽しみの幅が格段に広がるのは事実である。