いよいよ来週（8日）に迫った新劇場版エヴァンゲリオンの最終回。暇だし行って見るか！と思ってMOVI川口のページを見ると初日の10回上映が凄い勢いで売れていた。さすが第三次アニメブームの火付け役、その人気のぶりがうかがえる。私はテレビシリーズが放映されていた頃の世代であるにも関わらず当時はスルー、新劇場版から観て「面白い！」と思ったただの映画好き。連休中、公開に先立ちamazonにて新劇場版を再度3話続けて見たのだが、ステレオで大音量で鑑賞すると改めてそのクオリティの高さに驚いたのでそのまま8日のチケットも取ってしまった。
新劇場版のQを見た当時は全く意味が分からなかったのでwいくつか考察動画なるものも見てみた。その時はなんとなくその独特の世界観が理解出来た程度だったのだが、続けて見るとすんなりと理解する事が出来た。一部で難解で不評のQ（シリーズ3作目）、イマイチピンとこなかった人は是非一度続けて鑑賞して見て下さい。
さて、新劇場版エヴァンゲリオンは「大災害「セカンドインパクト」後の世界を舞台に、人型兵器「エヴァンゲリオン」のパイロットとなった少年少女たちと、第3新東京都市に襲来する謎の敵「使徒」との戦いを描いたテレビアニメ「新世紀エヴァンゲリオン」を新たな設定とストーリーで再構築したシリーズ」である。Wikiより
劇中の設定では2000年に起こったとされるセカンドインパクト。神的パワーを秘めた謎の力によって世界人口の半数が失われ生態系にも大きな影響を及ぼし謎の気象現象に覆われ海は赤く染まっていると言う独自の設定。シリーズではすでにニア•サードインパクトが起こっておりフォースインパクトが寸前で止まる事態に。敵対する両者は、最終的に最後のインパクトを決行したい者とそれを阻止する者で対立するがその結果どうなるのか？何故そうするのかは不明。
人型兵器と謎の敵
インパクトを起こす謎のパワーや謎の敵「使徒」は非科学的な物質と生物の融合を示唆する描写で描かれている。敵のコア（心臓部）が破壊されれば血飛沫と爆発後の十字架の光、人型兵器も外観は装甲で覆われているだけで中身は巨大な人造人間。首がもげれば血が噴き出るし内臓も食いちぎられるが自己再生能力や謎の敵に匹敵する未知のパワーがある。また、インパクトの発動に大きく関与しており謎の力を利用し人工的に作られていることまでは描かれている。よって人型兵器に搭乗する少年少女達は元になった人工的に造られた人型兵器と生物学上関連している必要があって（例えばDNAとか）大部分はクローンだと言う事が分かる。
第3新東京都市
セカンドインパクトにて地上は壊滅的な打撃を受け劇中の東京は地中にある。昼は地上に出ている高層ビル群が夕暮れになると地下に潜って地中に都市を形成する描写は何度見ても迫力がある。
劇中では「使徒」や「死界古文書」「生命の樹」と言った単語や十字架、天使の輪を彷彿とさせる描写が度々登場する。インパクトを起こしたい側は「人類補完計画」などと言って意図的＆人工的にスクラップ＆ビルドを起こしている風でもあるし、人類の起源にも触れ現実世界では神と呼ばれる天地創造主との因果関係などが小出しにされている。
これはある意味カトリックや旧約聖書に対する冒涜で、海外ではまず受け入れる事が出来ない設定とも言える。だがしかし
そこが面白い
宇宙や人類の起源といった人類永遠の謎に迫りつつ、それらをコントロールしているのは（利用されている？）のはいたいけな少年少女たち。彼らの現実世界での葛藤と人類滅亡を阻止する動きの中に、見ている側の日常と生死感とのギャップを垣間見る事が出来る。とかなんとか言って
単にアニメの描写ってやっぱり凄いな！と。笑
巨大な建造物がスムーズに格納されていく様子とか、基地内の漢字表記たっぷりの斬新な造りとか、日常の風景から今まで見た事も想像した事も無かった謎の兵器や敵の描写が迫力のある音と映像で表現されているんですよねー。こう言うのはいつも言っているけど絶対海外のクリエイターもこっそり真似しているはず。
宇宙の誕生って一説によるとビッグバンの繰り返しと言われている。数十億年に一回消滅して再びビッグバンによる復活の繰り返し。現在も宇宙は膨張を続けておりやがて無くなるのではないか？想像する事すら出来無い無限の空間がある宇宙で一体何が起こっているのか？そう言った事柄とリンクさせて見るのも面白い。
ラストはネガティブチーム対ポジティブチームの対立や友情のギャグ描写も復活させて欲しいな。8日の鑑賞が今から待ち遠しいのであった。
炙ると旨さ倍増。
タレで煮込んだほうが旨い！
