最近話題沸騰のバイカーによる商店街乱入事案。笑
ネットで晒されていたと思ったら数日経ってこぞってマスコミが取り上げていてビックリしたのだけど、それにしても何故そこまで報道するの?と不思議になった。確かに道交法は違反しているらしいとは言えどこにでもいるような輩で一部の人達、騒げば騒ぐほど喜ぶのは本人達だけだろうに。しかしあれが例えば普通のスポーツバイク集団だったら?他にもカブ集団とかオフロードバイク集団だったら?と考えるとちょっと面白い。あれは恐らくハーレー乗り特有のワイルドなファッションとイメージがあるからこそネタとして絵になる→結果報道が多くなっている気がするな。
ところでそのハーレーダビットソン。1903年設立のアメリカを代表するバイクメーカーの一つで、伝統的に重量級で空冷の700cc以上のエンジンを搭載したクルーザー型バイクを生産して来た。
Wikiより。
戦前はこのような形が主流で(カッケーー!!笑)いわゆるチョッパースタイルとして定着してきたのは皆さまご存知、1969年公開の映画「イージー・ライダー」以降。映画に登場するバイクは長いフロントフォークとハンドルが特徴で
ここに1948年に設立された非合法活動組織であるアウトローバイカー組織であるヘルズ・エンジェルスの面々のイメージが重なって、ハーレー=あの独特のワイルドファッションのイメージが定着していったのだろう。→杉ちゃんかよ!みたいな。
そもそも、私が小学生の時くらいまでは父が街中でハーレーを見ると目を止め&足を止め「お!ハーレーだ!」なんて言っていたのだけど、それは当時の日本では大型バイク&アメリカンバイクが珍しかった時代で現在ではそのような希少価値的な物は無い(旧車除く)。ハーレーの特徴であるエンジンの鼓動云々にしたって今ではそう言った特徴は各メーカーにもあって、なんと言っても日本には世界に誇る4大バイクメーカーがある。価格面においては近年世界中の各メーカーとも高騰していてw今では国産の大型SS(スパースポーツバイク)でも軽く200万超え&グレードが高くなると300万越えも普通、イタリアやドイツ、オーストラリアの輸入車になると更に高額なバイクも存在する。ハーレーもストリートから上のクラスは相変わらず高額であるがバイクの用途は多岐に渡り進化を続けており「最後はハーレー」神話は無くなっている。
それぞれが好みのバイクに乗っているだけの話である。
ファッションとしての格好が、悪いイメージとなるのを利用したマスコミの嫌な部分を見た気がするな。
さて、10数年前は私もハーレーのバイクに乗っていた。販売店から言わせるとスポーツスターはハーレーじゃないらしいけど、「いや、ハーレーでんがな」(笑)と思いつつ価格とメッキ部分の綺麗なデザインに惹かれて購入した事がある。
バイクの大型免許取得が特別な物でなくなって以降←そもそもハーレー社のおかげ?
当時からバイクの輸入車販売数において首位を独走していたハーレー。それは現在も続いているのけど、当時ハーレー独自の販促を見た時にも確かになるほど!納得!と感心した。
例えば
・自動車学校での販促が秀逸
当時大型免許取得の際、自動車学校で販促活動をしていてのはハーレーのみ。自動車学校にて試乗会を開催、免許費用バックアップキャンペーン、低金利キャンペーンなど色々行っていた。
・納車セレモニーがその気にさせる
輸入の際使用したバイクを運ぶ木箱を留めていたロープ?を始め記念品を沢山もらった記憶がある
・衣服や雑貨の種類が豊富
ハーレーブランドとして確立させている→高くても買ってしまう
・バイクのパーツが豊富
ネジ一本からドクロマーク。笑
バイクの隅々までオリジナル仕様変更可能で遊び心をくすぐられる。
・今まで無かったようなまるで高級輸入車系のディーラーを思わせる雰囲気のお店。今では国産メーカーも影響を受けている気がするな。
売り方としては基本的な事かもしれないけどもバイク業界では異例だった。そんな現在のハーレーは売りである「エンジンの鼓動」に反したようなEVなどの開発にも早くから着手、すったもんだあって?いよいよ販売となるのだけど、世界恐慌以降唯一残ったアメリカのバイクメーカだけあって伝統に拘らず先端技術を使い時代の波に乗るのが上手い。良く考えると決してロングツーリング向きではない車種の方が多いのだけど手法だよね。そして近年はついにアドベンチャーにまで手を出しているとは!笑
今時やんちゃイメージにのっかっちゃている一部の大人&報道で悪いイメージがあるかも知れませんが、実は販売戦略に長けた今時の先端の企業なのです。
ハーレー乗りは、実際は紳士的な人のほうが多いのになー。
私は違いますけど 笑
(13〜14年前はカジュアルに乗るタイプ)