boulangerieの暇つぶし

元パン屋で都内タクドラの雑記。パン、料理(自炊)、音楽、映画、インテリア、酒、車、旅行...元嫁と質素な楽しい暮らし。

アナーキー

引きこもりを決め何かとやる事を増やしていた5連休。おかげで全く意味の分からない(笑)「ジョン・ボルトン回顧録」や「イスラム教の倫理」などをなんとか読破。そしてこんなご時世、こんな考え方もあるのねと読んだ本は「日本の分断〜」だったのだけど、これらは私には固すぎて(笑)続いて読んだ本は「東大教授のやばい日本史」と「室町は今日もハードボイルド」だった。←落差

 

近頃の中東や隣国の動きを見ていると日本では到底考えられない価値観、文化、思想を感じると同時に「日本もかつては...」などと思って結局行き着く先はNo Deal。分かり合おうと言うのが到底無理な話でどちらが良いor悪いの問題では無い(と思う)。 その日本のかつてが史実を交えて分かりやすくエッセイ風に描かれているのが本書で、平安時代の後期(十一世紀後半)から 戦国時代の終わり(十六世紀中頃)の日本の中世を舞台に繰り広げられたアナーキーな世界が筆者の体験談と共に紹介されている。Kindleでは無料サンプル版もあるので目次を見るだけでも面白いっす。(Amazonnの紹介ページでも十分面白いけど)

 

武士だけではなく天皇や公家、神職や僧侶も支配階層として君臨し、国は二分され地方毎に戦国大名が独立国家として治め、それぞれ違った価値観に基づく法が存在していたカオスな時代。結局今も中身は変わらんなぁと思いつつ、当時の日本は勝ったもん勝ち&やったもん勝ち&やられたら即刻やり返す時代。今まで常識と思っていたものは所変われば品変わる、他では全く通用せずってのを自分の生まれた国の歴史に学ぶこの複雑な心境(笑)。加えて最近やたらと多様性という言葉を聞くけどそれも果たしてどうなんだろ?と思ってしまう。

 

この中世の日本で起こった事って今地球規模で起こっているよね?だったらこの後どう収束する(しない?)のだろうと小さな頭で考えてしまった。

 

イスラム教の倫理」を読んだ後はそりゃアメリカじゃ無理だわと思い、今回読んだ本では浄土真宗の栄えた原因を知ってひっくり返る。うちの祖先は浄土真宗。海賊、山賊を束ねて組織化に成功なんて書いてあったらそりゃ驚くわ。笑

タイトルのイメージ通りで非常に読みやすい文章&驚愕のエピソード満載、あっという間に読めてしまうので話のネタに是非。

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キーマカレー

今日は時間を掛けてキーマカレーを作った。

外で食った事が無いので比べようが無いのだけども、いつものように

 

  デタラメ旨い

 

mi-journey.jp

ちなみに参考にしたサイトはこちらです。