昨晩の勤務、その時私は虎ノ門交差点付近にいた。突然大音量で鳴り響く警報、いつもの地震アラームとは少し違った音だったので一瞬何事か分からず周囲をキョロキョロ。アラーム音は外からも聞こえていたので高層ビルの火災警報か？と思った瞬間に強い揺れを感じた。地震だ！と思った途端に目の前の大きな道路標識と街灯が激しく揺れ周囲の車がハザードを点灯して次々に停まったのが見えた。私も丁度信号待ちとなったのでスマホを見ると
この画面。ここでようやく自分のスマホの音である事に気が付く。その間も揺れは続いており初めて乗車中に感じる地震に驚くと同時に高層ビルに囲まれている今の状況に対して身の危険を感じた。しばらくして揺れが収まると隣のチャリの兄ちゃんは平然としているし、周囲の車も何事も無かったかのように走り出したので運転再開。虎ノ門交差点を過ぎると文科省前に個人タクシーが壁を作るように待機しているいつもの光景。隣の財務省に差し掛かったところでその壁の奥から手を挙げている男性の姿が見えた。並んでいる個タクをスルーして流しのタクシーを拾う主な理由は二つ。個タク嫌いか行き先が近いかのどちらかだ。多分後者だろうな、と思ってお乗せすると「カスミ（霞ヶ関）から高速に乗って...」高井戸で降りた先の自宅に向かうとの事だった。ルート確認後はすぐに地震の話題となった。先ほど発生した地震の事から10年前の地震の経験を語り出す男性。「高速は大丈夫ですかね？」と聞かれて目の前の高速の入り口を見ると普通に稼働しており電光掲示板には地震に関する情報も無い。「大丈夫なようですね」。また揺れたら怖いなと思って警戒しつつ出張の多い男性と終始地方の食べ物話題で盛り上がりごく普通の営業を終える。時刻は23時過ぎ、明日から２連休なので今日は1：00くらいまで都内に留まるつもりでいたので新宿へ向かう。甲州街道を上っていれば必ず一人は乗って来るし行き先は当然歌舞伎町。軽い気持ちで都心に戻る途中に頭上の高速が規制さている事に気付いた。
完全に封鎖されている！念の為の規制かな？安全確認なのだろう。
結局西新宿まで一人も手が上がらず（笑）、どうしたものか？と思った瞬間にアプリ（配車）が鳴る。都心で鳴っても余程の事が無い限り拾えないけども（早押し形式w＆ライバル多い）了解率を維持するために了解ボタンを押す必要がある。100％ゲット出来ないつもりでゆるりとタブレットに触れると「♪ピロリロリーン」。←無事ゲット
迎え先はこの先を右折した代々木駅。転回する必要も無ければルートも単純、ん？待てよ、もしかすると踏切で時間が掛かる？と思ったので一応「3分遅れるかも」←本当は違う言葉
を送信しておく。踏切に差し掛かると丁度通過中で電車は普通に動いていた。問題はこの後、開かずの踏切で有名＆地震の影響が怖いのだけどもすぐに遮断機が上がって一安心。代々木駅前に着くとタクシー待ちの人達が溢れている中Uターンして定刻通り無事到着、送り先は新高円寺経由吉祥寺だった。女性達の会話から電車が停まっていて諦めてタクシーに乗った事を知り一瞬テンションが上がるも帰路の吉祥寺駅は至って普通でタクシー待ちもいない。この時点では都心の山手線復旧の情報もあってラジオも地震関連ニュースも無し。
帰ろ
会社に戻ると珍しく地震の話題だった。高速が封鎖され各所で大渋滞が発生、すぐ近くの舎人ライナーは脱線、近所の水道管は破裂していたとの事で思っていたより事が大きく少し驚く。帰路に見かけたアパートの駐輪場では各所で自転車が将棋倒しになっていてここで初めて部屋の心配。結果、外して立てかけていた襖が倒れる、キッチンのサラダ油が倒れている、そして案の定壺が落ちていた。笑
翌朝...
テレビを付けると街は予想以上の被害を受けていた。品川や渋谷では深夜になってもタクシー待ちの行列だったらしい。こう言う時は仲間内の情報網も大切だけども本体（日本交通など）や会社側が情報収集＆情報発信して必要な所にタクシーが集中出来るようにすれば良いのにな。あと、配車アプリは必須ですが事が起こってすぐに配車手配＆予約なりをしないと時間の経過と共に効力が無くなります。また、翌日の事前予約も可能なのでその場合は直接各タクシー会社に問い合わせをしましょう。（予約不可の場合もあり）
ようやく全ての規制が解除された。
