キャンプ場の夜は長い。特にここは周辺に何も無く上にあるトイレの微かな灯りも届かない。おまけに飲んだ後いつの間にか眠っていて、再び目が覚めると猛烈に寒い。山の中だし多少の覚悟はあったものの想像を超える寒さだ。←恐らく氷点下
バイク装備のままシュラフに潜り込み頭までスッポリ入ると何とか耐える事が出来る。しかし寒さ=不安材料が入ると途端に心細くなる。時折風も強くなり微かな物音に敏感になる。深夜になって獣の足音?テント周辺を探っているのか?ふいに猛烈な獣臭がして熊か?などと勘ぐっていると気になって仕方ない。意を決して用を足すために外に出る。満点の星空が不安を和らげてくれたけども相変わら強い風が吹いて落ち着いて眠る事が出来ず、星空撮影どころでは無くなってしまった。キャンプ場は多少の人の気配がある所にしよう。
ようやく夜が明けた。遊漁券も買った事だし動き始めたら寒さも和らぐだろうと目の前の川で釣りを開始。が、
全く反応無し
しかしルアーを投げるたびにアクションを変え、場所を変え、リールを巻く時のあのドキドキ感が蘇った。もしかしたら次のアクションで...
そう思い場所を変えつつ何度も投げる。かじかんだ手で何とかルアーを結ぶあの感覚も懐かしい。次は懲りずに海で挑戦します。
さて、こうしてかれこれ2時間ばかり遊んで撤収に取り掛かる。最初の行き先はここからさほど遠くない「にこ淵」と呼ばれる滝。
8時過ぎに駐車場に着くと既に4〜5台の車。急な階段を降りると数名の観光客で賑わっていた。
これぞザ・仁淀ブルー、素晴らしい景色。地層から滲み出る成分のせい?川底の色?誰もいなかったら釣りするのに!←やめとけ
次はいよいよ!の四国カルスト→四万十川の沈下橋を見て四万十市へ。
道中釣りのポイントはいくつかあったのだけど、寒さ&荷解きのめんどくささが邪魔をする。昨晩あまり眠れなかったのもあってバイクを降りる気になれず今日は安眠したい!欲求の方が勝ってしまった。釣りの前後はしっかり予定を立てておかないとダメだなと反省。それにしても、ここからが長い、長い。噂に聞く酷道と呼ばれる狭い道を延々と走って再び寒さも襲って来た。
そんな状況でようやく辿り着いた四国カルスト。
天気がもう少し良ければな。
ホントは周辺も散策したかったのだけど、寒さと酷道で早く山を降りたい!となってしまった。3大カルストだっけ?北九州と山口は勿論行ったことはあるけども、道中を含めるとここは3番、含めないと1番。ただし、寒く無くて晴れだと断トツで1番の絶景なのは間違い無い。←どんだけ疲れてんだと
降り道、地芳峠を超えるとずっと快適道路。至る所に数種の桜があって気分も復活!
ソメイヨシノとは少し違う(よく分かっていない)
この手の2色や枝垂れ桜が多い
山肌にもあちこちにあってここはまさにお花見道路。
なかなかの美脚。笑
最初の沈下橋。
#四国キャンプツーリング #岩間沈下橋 pic.twitter.com/0KbTf4vzyT
— METAL-T (@boulangerieman1) 2022年4月2日
この後四万十川沿いで2〜3の沈下橋を見るのだけども狭い道再び!勾配が少ない分マシだけど交通量が増えるので通る時はご注意を。
と言う事でようやく辿り着いたホテルサンリバー四万十。←キャンプは!
いやー、前日と打って変わってここ最高。
早いもん順だけどもガレージ付きだしブッキングコム価格で¥4,800。室戸より安いと言うね。
今時の最新設備でビジネスマンにも対応可。横には物産館とコンビニ、レストランがある。
全日キャンプは私には無理っぽいです。笑