boulangerieの暇つぶし

元パン屋で都内タクドラの雑記。パン、料理(自炊)、音楽、映画、インテリア、酒、車、旅行...元嫁と質素な楽しい暮らし。

シン・ウルトラマン ※ネタバレほんの少し

週末は例によって引きこもりを決めていたけど昼から天気が回復。そこで、日曜の大型SCは人も多いだろうなぁと半ば諦めムードで一応映画館を調べると夕方の回はスカスカ。今日鑑賞すると無料クーポンが貯まる事も発覚したのもあって、これで今週から公開されるトップガンが無料だ!と急にテンション上昇、観に行く事に。

 

いつものように鑑賞券はスマホで購入、iPhoneのウォレットにQRコードを入れれば準備OK。後は現地でポップコーンに並ぶだけ。私にとって映画館とポップコーンは、何があっても、誰が何と言おうと切り離せない関係だ。で、主題歌も話題の「シン・ウルトラマン」。エヴァ&シン・ゴジラ好きの私は夕方チャリで劇場へ向かった。←実は引っ越しして一番嬉しかった事

 

感想

 

テレビ版ウルトラマンを忠実に再現してある事、そこに現代的な解釈が上手く融合している点は好印象であったが、予想外の「笑い」の多い演出に最初は戸惑った。それにあざと過ぎる庵野氏風カメラアングルを多用し過ぎていて、その結果「またかよ!」と気になりはじめる。ならば!と頭を切り替えてリラックスして鑑賞、まるで春休みや夏休み時期に子供向けにやっていた「〇〇マンガ祭り」でも見るかのように鑑賞するとそれなりに楽しむ事が出来た。一言で言うと、子供向きの劇場版ウルトラマンのちょっと大人版って感じであった。

 

この映画を見に行く人は恐らく庵野秀明氏好きが多数。今回の映画は監督では無く、総監修と言う立場であったがそれでも庵野節は垣間見る事が出来る。しかし少しだけバラエティ化&意識し過ぎ?のノリがどうも逆効果で、正直どこか没入出来ない自分がいた。

 

前作「シン・ゴジラ」では、アメリカから来た特使役に一部から猛烈な批判があった。「シン・ゴジラ」では、政治的な場面においては役者に早口を強要する事 (無駄な感情表現を省く為)&スピーディな場面切り替えにて生々しい政府の動きを表現した。なのにこの特使役だけが劇場型セリフの言い回しで浮いていた事が原因だと勝手に解釈しているのだけど、いや、コレこそがエヴァ(エンタメ)でしょ!と。この緩急こそが非現実的な世界の楽しさであって、それが嫌いならば報道番組かドキュメンタリーでも見てろよってお話。今回もそんな批判を受けそうな場面が多々あって(笑)、でも、それが「シン・ゴジラ」ほど没入出来なかった理由とならないのは何となく感じてはいるのだけども、エヴァオマージュが少ないのが原因の一つであるのは確か。

 

しかしながら、まさに私世代のヒーローがこうして今頃になって大人向きに実写化されると言うのは童心に帰って嬉しいもの。背中にチャックの跡がない(笑)リアルなウルトラマンの描写はちょっとした感動でもある。昭和や原点を強く意識したからなのかハリウッドのそれと比べるとあえて安っぽく仕上がっている風でもある「シン・シリーズ」。事実はどうか分からないけども、かつて日本が世界に誇った特撮風の描写はやっぱり素敵。何でもかんでもリアルを追求すれば良いって訳では無い事が分かる事もこのシリーズの良さ。このノリ、これからももっと追求していって日本らしさを極めて欲しいな。ちなみに「笑い」の場面は結構好き、最初は庵野氏を意識し過ぎ?と感じたので戸惑ったけど途中から可笑しくて仕方なかったっす。←長澤まさみさんのあの場面とか最高!(笑)

 

ショッカーはやはり「ヒー!!」なのか?コレはムズイぞ

次は「シン・仮面ライダー!」と、その前に「トップガン」だ!!!

 

バイデン大統領に続き、トムクルーズ、ドネアも来日しているんだよなー。出会ったらなんと言う?なんて妄想が楽しいかも。