boulangerieの暇つぶし

元パン屋で都内タクドラの雑記。パン、料理(自炊)、音楽、映画、インテリア、酒、車、旅行...元嫁と質素な楽しい暮らし。

おうちで作る簡易パテ・ド・カンパーニュ

「田舎風パテ」とはフランスの家庭料理。挽肉やレバーに香辛料などで風味&味付けし、型で焼いて冷蔵保存、冷製のオードブル的に食します。本格的に作るならば、(専用の)テリーヌ型とかレバーが不可欠、しかしレバーを使うとなると臭み消し作業などが増え味もクセのある感じになるので、ここでは家庭向きに簡単に。型は百均で入手可能な長さ18センチのパウンドケーキ型を使用しています。

 

 

 

材料

 

鶏ももひき肉 200g

豚ひき肉   200g

玉ねぎ    100g

ニンニク   1個(一欠片)

卵M玉    1個

 

塩 ↑全量の1%

胡椒 少々

赤ワイン  10cc

好みのウイスキーorブランデー 10cc

スライスベーコン 100g程度

ローリエ     3〜4枚

 

 

調理開始!!

定番のフードプロセッサー

玉ねぎ&ニンニクは適当にカットしてウイーン。その後2種類の挽肉を合わせて香辛料も計量してウイーン。

バジルも入れた

挽肉が混ざったら卵追加して混ぜる

その後ボールに移して酒類追加

混ぜ過ぎると出来上がりが固くなりそうだったのでゴムベラで混ぜました。ちなみに本格スタイルはマデラワインとかポルト酒とかクセのあるものを使用。しかし赤ワインだけでも良いと思います。

一杯やっとるがなw

型にベーコンを敷き詰めて

ゴムベラでえい!と投げ入れる

空気が入らないように...とかあまり気にせず詰めましょう。

この辺も適当に

ゴムベラで隅に寄せて、すると中央が凹むのでまた戻してを繰り返しながらキレイに均したらOK。

ベーコンで蓋をする

先に敷き詰めていたベーコンを畳んで、中央付近は別に用意したベーコンを被せる。ローリエがあれば乗せて香り付けを。

アルミホイルでぴっちり覆って

天板にお湯を張って焼成スタート。下にキッチンペーパーなどを敷くと滑り止めになります。

焼成

180℃で45分焼成。気になる人は中心温度を計って65℃を確認。焼成後は肉の油が溶け出して溜まっているので別の容器に移しておく事。

焼くと縮んでしまった。本来は型に対して盛り上がる量を想定&計量して調理します。型のサイズにカットした厚紙などを乗せて更に上から重しを乗せて綺麗に四角に整える為です。ですが、ここは家庭用に省略。完全に冷めたら先ほど取っておいた油を全体に満遍無くかけてパテの周囲をコーティング(空気に触れないようにする為)。その後、型のままラップして冷蔵庫で冷やしましょう。

 

食べる時は型に入ったまま包丁で上手に切るか(私はこのパターン)、この分量だとひっくり返せばスポンと取り出せると思うので、一旦取り出してしまってカットする方が無難かも。

カットして召し上がれ〜

仕上げにオリーブオイル、好みでブラックペッパーや粒マスタードを。

 

想像する以上にニンニクや香辛料が効いていて味が濃い。まるで厚切りのちょっと良いハムとか、本格的なウインナーを食べているような感覚で、肉の風味と香辛料の風味が相まって口溶けの良さはパテならでは。赤ワインはもちろんの事、辛口の日本酒やスコッチウイスキー、その他お酒にも良く合います。また、そのままパンに挟んでサンドイッチも良いかと。