業界と鈴木 - boulangerieの暇つぶし

世間は大型連休に突入＆タクシー業界では年間で最も稼げない日（お盆と年末年始含む）が始まった。とは言え、休日の稼ぎ方はコロナ禍のおかげである程度心得ていて、都心の交通量は激減しているし最低限は何とかなるだろ！と軽やかに出社。結果、（お客さんを乗せる）回数はそこそこ行くものの単価が低く伸びない売り上げ、しかし予定通り最低限を稼いだので退散を決意、まだまだ帰庫には早い深夜の１時であった。

こうして青山の表参道ヒルズ前にて最後の一服を！と灰皿の前に車を停めると既に一人の利用者がいた。同業者である日○交通だ。このグループは例え携帯灰皿を使用しても、都内に設けられた所定の喫煙所以外で吸うと罰則が待っている。現場を見られ証拠を押さえられるor一般客から実名クレームを受けるとタクシーセンター経由で会社と個人に対して罰則が行く仕組みだ。便利なSNS時代の負の側面なのである　笑。罰則は自分の担当内勤者と現場の清掃（会社にもよる）、これで半日パー。1日の稼ぎが半減する上に足切りによって歩率も下がるので実質減給だ。「互いに気を使うね〜」と内心思っていると、「お疲れ様です！」と深々と頭を下げて来たのでびっくり（笑）。話を聞くと今日から乗務しています！との事で、杉並＆練馬区辺りでやっていたけど客が全く拾えず都心にやって来たらしい。初日に大型連休はちょっとキツいかも？なんて話やちょっとしたアドバイスをしていると、アレ？今俺先輩風吹かせてない？とちょっと（心の中で）笑ってしまった。ちなみに私的に思うこの業界のベテランは、使える手は全部使って年収800万を越えている人達。英会話、都内観光案内、キッズタクシー等その他諸々別枠で資格を要する物を全て取得、名刺も作って顧客もあって年間通して売上＝収入が安定している人達だ。業界では最高でもせいぜい1千万が上限てか限界。業務内容→自由度からすれば決して悪くないとは思うけど、600万〜700万の間にいるうちはごく普通の経験者なのである。