boulangerieの暇つぶし

元パン屋で都内タクドラの雑記。パン、料理(自炊)、音楽、映画、インテリア、酒、車、旅行...元嫁と質素な楽しい暮らし。

カルボナーラとチーズの話

先日の買い物にて輸入食材店で購入していたモノホンのw「パルミジャーノ・レッジャーノ」、使用目的は勿論!大好きなカルボナーラを作る為。

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三角のやつですね。(分かるって)

ちなみに大麦は特製クッキー用、レーズンはパンやお菓子用に洋酒漬けする為。

 

実は頻繁に作るペペロンチーノやトマトソースのスパゲティよりも好きかも!ってくらいこのパスタ料理が大好物。しかし如何せんチーズが高い...

今回の買い物だと200gで¥800を超すので普段はなかなか手が出ない代物。だけども、自粛が続いた中での久しぶりの食材専門店での買い物だったので思わず買ってしまっていた。

 

しかし!やはりモノホンの←ヤメろ

 

チーズで作る料理は旨い!!特にチーズが主体のカルボナーラならば尚更だ!!

 

カルボナーラに関しては諸説あってここでは起源や料理の詳細は触れないけども、粉チーズ、卵、パンチェッタもしくはベーコンの3つの食材が必須なのはどの記述も同じ。

また、生クリームや牛乳を使う事でも諸説あるけどもう一度言う

 

 

 

モノホンの本物のチーズさえ使えば絶対旨い!

 

 

一応失敗しない調理例として参考になるのでいつものこちらを。

 

 

動画では「パルミジャーノ・レッジャーノ」と製法が似ている「グラナ・パダーノ」を使用しており、くれぐれも市販のパルメザンチーズは使わない旨をボカしつつ訴えている。

 

それくらい味の差が出るって事ですけどここではボカさない。笑

 

そもそもスーパーで売っている「パルメザンチーズ」は商品名であり原料が違うことはおろか、日本人はこの商品のせいで粉チーズ=「パルメザンチーズ」となっている。

日本ではそれ程チーズに馴染みが薄く、少し前と比べると随分と消費量が増えたと言ってもチーズの本場には遠く及ばないんだよね。

 

では何故そこまで味が違うのか?

 

イタリアのチーズの王様と言われる「パルミジャーノ・レッジャーノ」を一言で言うと濃厚な味。普段食べているチーズを何倍にも濃縮したような風味豊かな味。これは最低でも1年と言う長期間の保存が可能にしたもので発酵の賜物だ。また、チーズ作りが盛んな地域は高所で寒冷地が基本、厳しい自然で生き抜く為に人間の知恵から生まれた保存性と栄養価の高い食料。

 

日本で言うと市町村単位で細かく味や原料、製法が異なると言うバラエティ豊かな食材なのだけども、世界に数千種類あると言われるチーズの中で、日本人が知っているチーズはおおよその場合片手で事足りる悲しい現実。しかもそのほとんどは非発酵のプロスセスチーズとなってしまうので、チーズ=想像する味は大体一つの味となってしまう。

 

日本で言えば漬物かな?本来チーズは地域によって千差万別の食べ物なのです。

 

カルボナーラでレシピをググると、大体卵が固まらないようにする調理方法に注目されいて、チーズの種類についてはほとんど触れられていない。検索上位に出てくる世界一旨いカルボナーラのレシピでさえチーズには言及されていない所を見ると、プロが肝心の部分は絶対教えない状態発動かw、スポンサーに忖度している事がなんと無く想像出来る。

 

プロは勿論本物を使っているのにさー。笑

 

牛乳や生クリーム使う?使わない?卵は全卵?卵黄?何個?卵を入れるタイミングは...

 

 

 

そんな話は全て吹き飛ぶ本物のチーズ使用

 

高いけど他にも応用が効くので是非。

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牛乳使用で卵黄1個、普通のベーコンバージョンで見た目はダサイがムッチャお店の味だ。

 

 今牛乳余ってんでしょ?この際利益率無視して日本でも美味しいチーズを作りましょうよ。

(最初の数年我慢→のちに定着すれば良い)

輸入物(関税の関係で高い)より安くなって発酵&技術&公衆衛生大国日本ならば世界中で売れると思うし、酪農事情も替え時ってのは安易なのかな...なんか悔しいなぁ〜。