boulangerieの暇つぶし

元パン屋で都内タクドラの雑記。パン、料理(自炊)、音楽、映画、インテリア、酒、車、旅行...元嫁と質素な楽しい暮らし。

ケーキドーナツ (序章)

先日久しぶりに映画鑑賞へ行った際、どうしても我慢出来なくて購入したものがミスドだった。こっそり劇場で食おう!と持ち込んだのだけど←禁止です

結局映画に圧倒されそんな暇が無いまま終了、持ち帰って家で食ったのだけど5年ぶりのドーナツはやはり旨かった。普段から市販の菓子類と無縁で間食もしないのは良いけど時折無性に食いたくなるスイーツ(甘い物)。そんな時は自分で何かしら作るのだけどもケーキ類は手間が掛かるので気軽に作る気になれず(連休中に限る)。ちなみに甘い物の総称が「スイーツ」と呼ばれ始めたのは1990年のティラミスブーム以降。あれからもう30年も経つんだね〜。

 

 

と言う事で、ケーキドーナツならば簡単かな?と取り掛かった。

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こちらは以前作った手の掛かるバージョン。

 

その前に少し解説を。

 

ケーキドーナツ

パン生地や菓子生地を油で揚げたものをドーナツと呼びその起源は古いが、近年目にするドーナツはほぼアメリカ産で大量消費&大量生産の賜物だ。ドーナツを大別するとパン生地同様にイースト発酵後に成形(カット)して揚げるものと、ケーキ生地のような緩い生地(非常に柔らかい)にベーキングパウダー等の膨張剤を利用して膨らませるタイプがあって後者がケーキドーナツと呼ばれている。(フレンチクルーラーは膨張剤無しでも製造可能ですが生地が緩いのでケーキドーナツに分類)ミスドの商品は改めて考えるとほぼケーキドーナツに分類されると思います。

 

そんなケーキドーナツの中でも生地が固めでパン生地のような弾力とまとまりがあって、手作業が容易なものはベンチカットタイプ←麺棒で伸ばして型抜き可能

生地がゆるゆるで専用の機械や器具でないと成形が困難なものはマシンカットタイプと呼ばれています。フレンチクルーラーやオールドファッションなどはその典型で、フライヤーの上に設置された専用の機械によって一つづカットされることによって誰もが知っているあの形になるのです。

 

あった、あった!こう言う機械。

 

で、今回は「ベンチカットタイプのオールドファッション」を作りたかったのでこのような配合に。

 

(粉200gで製造)      (g)

・強力粉      20%  (40)

・薄力粉      80%  (160)

・ベーキングパウダー 3%  (6)

・塩        1.6%  (3)でOK

・砂糖       30%        (60)

・牛乳       52%        (104)   →37%(74g)に変更

・バター       9%       (18)

・全卵       Mサイズ一個  →卵黄1個(約20g)に変更

・シナモンなどお好みで  0.25%

 

下準備

牛乳はレンジで10秒から15秒チン、24℃(室温)前後にしておく。

バターは常温で柔らかくしておく

 

それでは調理開始!!!

 

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晩飯の具沢山トマトスープ製造中

 

 

  続く!!!笑