boulangerieの暇つぶし

元パン屋で都内タクドラの雑記。パン、料理(自炊)、音楽、映画、インテリア、酒、車、旅行...元嫁と質素な楽しい暮らし。

流行り廃り

ブームはもって2〜3年だろうな、そんな事を思って記事を書いていたのが丁度2〜3年ほど前。

boulangeriemanna545.hatenablog.com

それから予想通り昨年末あたりから食パン専門店の廃業ラッシュの記事を見かけるようになった。フランチャイズ基本フランチャイザーが儲かる仕組み、コレで儲かっている人は元々普通に経営センスがあるってお話で、厳しい言い方だけども大した経験&技術と知識が無いまま安易に乗っかった所が淘汰されて行く現状だ。ちなみにコロナ禍がパン屋に与えた影響は私の知る限りでは非常に少なくて逆に儲かっているお店も多いと聞く。テイクアウトが基本の強みかな?

 

さて、パンの流行りでマリトッツォの次は何だろう?と巷を眺めていてるけど未だこれと言ったヒット商品が出ていない気がするのは私だけ?満を持して昨年青山にオープンした「アマムダコタン」には、福岡発で同郷+マリトッツォの火付け役と言う事もあって注目しているのだけどもコレと言った記事や噂をまだ聞いた事が無い。もしかしたらテレビでは話題?なのかなとも思うけど、少なくともネットニュースではまだまだ関連記事が少ない気がする。そんな中、久しぶりにスマートニュースで見つけた同店舗の記事。

mery.jp

 

読んで見るとなるほど納得の文章を発見。それはこのパン屋の基本技術が、現在福岡で一番人気と言って良い「パンストック」から来ていた事。そのパンストックの基本技術はと言うと、志賀シェフが営む(プロデュース?)「シニフィアン シニフィエ」であって、元祖高加水パンの事(世田谷に本店がある)。高加水パンとは吸水率が100%前後と言う(粉と同等かそれ以上)ドロドロの生地を長時間発酵によって繋げて旨味を引き出す製法だ。家庭向きのレシピもあるので(本有り)気になる方は是非トライして見てください。きっと普通のパン作りが嫌になりますよ(笑)。

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左が志賀シェフの本

家庭に普及するとヤバいと思うので←機械要らず捏ねる労力も皆無で旨いから

今回の記事はタグ無しで。

 

所でパンストックのオーナーと私は修行先が同じで上司と部下の間柄。彼がまだ大学生の頃にバイトの面接としてやって来たのだけども、法学部でインテリアデザイナーの資格持ちの彼に興味津々面白いから採用しよう〜となりました。←相変わらずの単純...

その後そのまま社員になった彼もライダー、今も乗っているかな〜。

 

あれから20数年、この差....笑

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出発前に使い切るトマトソース

今日はベーコンのみ。